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『貴婦人の訪問』通信

6月20日(土)

 全キャストが揃って歌入りで読み合わせ。

 ミュージカル『貴婦人の訪問』が原作としている戯曲『老貴婦人の訪問』の著者フリードリヒ・デュレンマットは、多くの不条理劇を書いた。
 ミュージカル版の脚本は、「不条理劇」と言うよりは、もう少し「リアリズム寄り」に書かれているのだが、『貴婦人の訪問』の脚本をリアリズム演劇だと思って読み進めてしまうと、随所で釈然としない出来事に出くわすことになりかねない。だから、原作が不条理劇として書かれていることは忘れないでおきたい。

  ……と言う様な話をしてから読み合わせに入った。

  キャストの皆さんが「戯曲の構造」を良く理解して演じてくださったお陰で、『貴婦人の訪問』が併せ持つ「リアリズム」と「虚構性」がいいバランスで見えた。価値のある読み合わせになったと思う。

 明日より立ち稽古に入る。なので、稽古後は振付の桜木さん、演出部の皆さんと作戦を練る。

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