『貴婦人の訪問』通信
6月16日(火)
またそして今日も歌稽古。
まず、アンサンブルさんたちの歌稽古。続いてアンサンブルさんたちと今井さん、石川さん、今さん、中山さんを合体。その後、涼風真世さんとアンサンブルの皆さんを合体。
「ファム・ファタル(或いはファム・ファタール)」と言う言葉がある。
フランス語で「運命の女(femme fatale)」を意味するのだそうだが(仏語に堪能な方、もし間違っていたらご指摘ください)、1940年代~50年代にハリウッドで数多く製作された犯罪映画(「フィルム・ノワール」と呼ばれる)の中では、ファム・ファタルは「その魅力で男を破滅に導く女」「主人公を破滅へと追いやる悪女」であった。
涼風さんの演じるクレア・ツァハナシアンは、まさしくファム・ファタルである。
涼風さんの「悪女」と言えば、ミュージカル『レベッカ』で主人公「わたし」を追い詰めた家政婦頭のミセス・ダンヴァースを思い出す。『貴婦人の訪問』では、クレアはアルフレッドを追い詰めて行くことになる。
ミセス・ダンヴァースが「静」「陰」の悪女であったとすれば、クレアは「動」「激」のそれであろう。
涼風さんのファム・ファタルぶりをお楽しみに。
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