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『貴婦人の訪問』通信

6月9日(火)

 本日も歌稽古。

 遅れ馳せながら、You Tubeで配信されている「第69回トニー賞授賞式」のダイジェスト映像を見た。今年のミュージカル部門は、さながら「MGM映画へのトリビュート」の様相であった。

 何しろ『パリのアメリカ人』があり『踊る大紐育(だいニューヨーク)』があり『恋の手ほどき』がある。ジーン・ケリーであり、ヴィンセント・ミネリであり、アーサー・フリードである。今すぐブロードウェイに飛んでいきたい。無理だけど。
 それはともかく、今年のベスト・ミュージカルは“Fun Home”が受賞した。そして、ベスト・ミュージカルにノミネートされながら惜しくも受賞を逃した1本に“The Visit”があった。

 この“The Visit”は、『貴婦人の訪問~THE VISIT~』と同じくデュレンマットの戯曲を原作とする、『貴婦人の訪問~THE VISIT~』とは別のミュージカルである。
 ブロードウェイの“The Visit”は、ミュージカル『シカゴ』や『キャバレー』『カーテンズ』『蜘蛛女のキス』などを手掛けた、ジョン・カンダー(音楽)&フレッド・エッブ(作詞)のチームによるミュージカルである。トニー賞では、チタ・リヴェラを中心とするパフォーマンスが披露されていた。

 私たちの『貴婦人の訪問~THE VISIT~』は、モーリッツ・シュナイダー、マイケル・リード(音楽)、ヴォルフガング・ホファー(作詞)による「別の作品」である。なので、どうぞお間違えの無い様に。

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