『クリコレⅡ』通信
2月19日(木)
日生劇場の前を『ラ・カージュ・オ・フォール』の看板を眺めながら通過し、かつて職場のひとつだった東京宝塚劇場の横を通って、シアタークリエへ。
今日の東京地方は良く晴れ渡り、とても清々しい青空が広がった。が、我々は朝から建物の地下で仕事である。午前中は照明合わせの続き。そして午後から舞台稽古の続き。
『クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ』には、タイム・テーブル通りに舞台稽古を進行させる「神様」、「ミス・オンタイム」こと小川美也子さんが付いている。クロード=ミッシェル・シェーンベルクさんの言葉を借りれば、小川さんの手腕は正に「驚異的」である。
なので、今日の舞台稽古もタイム・テーブル通りに見事に進行した。
大休憩を挟んで、ゲネプロ。もちろんタイム・テーブル通りの時刻にである。今日のキャストは初日組であった。
ゲネプロもトラブルなく無事に終了。幾つかの確認と各セクションの簡単な調整のみで本日の全作業は終了した。劇場を出れば青空は既になく、夜風が上気した顔を優しく撫でた。
さて。
明日は初日である。
『クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ』には多くの名曲が登場するが、どの曲にも、その曲をコレクションした人の特別な思いが籠っている。
『クリエ・ミュージカル・コレクション』は楽曲のコレクションであるだけでなく、一曲一曲に籠められたコレクターひとりひとりの「思い」のコレクションでもあるのだ。
| 固定リンク
コメント
「思い」のコレクション…素敵な御言葉ですね。
それを拝見する観客一人一人にも、きっと忘れられない舞台の記憶や「想い」があるのでしょう。
そんな「思い」や「想い」が一杯詰まった本日の初日。
素晴らしいものになることを願ってやみません。
投稿: sasa | 2015年2月20日 (金) 08時08分
何度も御免なさい。初日、拝見致しました。
まさか再び出会えるとは思っていなかった、あの作品、あの一曲。
私の中で万感の「想い」が溢れました。
私をミュージカルの世界に導いて下さった別格の一曲です。
あの一曲に込められた「思い」。
その一部でも同じ空間で多少なりとも感じる事が出来たなら
本当に幸せな一夜でもあり、忘れられない初日となりました。
あの曲をコレクションして下さった全ての方々に
心から感謝を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
投稿: sasa | 2015年2月20日 (金) 22時52分