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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

2月3日(火)

 朝からテクニカル・リハーサル(転換稽古)。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』は、場面数こそそれほど多くは無いが、ひとつひとつの場面転換が大変凝っている。
 映画の技法に「ワイプ」と呼ばれるものがあるが、『ラ・カージュ・オ・フォール』にも同様に「ワイプ」と呼ばれている場面転換がある。
 映画では、「ワイプ」は場面が変わる時などに用いられる。前の画面を拭き取る様にして次の場面が現われる、場面転換の一手法である(最近では滅多に使われることはないのでご存知ない方も多いかもしれないが、『スター・ウォーズ』シリーズで効果的に使用されている)。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』では「ステージの場面から舞台袖の場面などに移行する」時などで行われる「横移動」の転換を「ワイプ」と呼んでいる。
 「ワイプ転換」では同時に複数の大道具が同期しながら動かなければならないので(しかも音楽に合わせて)、舞台稽古に先駆けてのテクリハが重要になって来るのである。

 テク・リハの後は照明の修正。そしてマエストロ&オーケストラの皆さんと音響チームでサウンド・チェック。そして夜はテクニカル中心の舞台稽古。

 夜の稽古は、明日以降の舞台稽古をスムーズに進行させるためのものである。
 オープニングのナンバー「ありのままの私たち」と、中詰のナンバー「ラ・カージュ・オ・フォール(鳥~カンカン~燕尾~ハンナのタンゴ)」の2シーンを、ポジションやアクロバット、衣裳の引き抜きなど、テクニカルを中心にあたる。

 これで明日からの舞台稽古に入る準備は整った。
 30年前の今日、1985年の2月3日に『ラ・カージュ・オ・フォール』の日本初演は開幕した。30周年の記念公演も開幕目前である。

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