『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
1月13日(火)
立ち稽古。2幕2場を稽古。
2幕2場はジョルジュ&アルバンのアパート。
今日のアパートは普段とは少し様子が異なっている。アンヌが両親(ダンドン議員とその夫人マリー)を連れて、アンヌの婚約相手=ジャン・ミッシェルとその両親(ジョルジュと???)に会いに(値踏みに?)やって来るからである。
ナイトクラブや同性愛などに批判的なアンヌの両親に、どうやってジョルジュ(そしてアルバン)やナイトクラブのことを紹介すればいいのか? 或いは紹介しない方がいいのか? ジャン・ミッシェルの心配は募る一方である。
『ラ・カージュ・オ・フォール』は、近年のミュージカルの多くと比較すると場面数は少ない方であろう。1幕は7場面だし、2幕に至っては僅か4場面である(それにフィナーレが付くが)。と言うことは、1場面1場面が近年のミュージカルよりも長い、と言うことでもある。
今日稽古した2幕2場も、時間で言えば20分に及ぶ。そして、その20分の中に、観客を楽しませるための様々な「段取り」や「約束事」が満載されている。
観客はその20分間をただただ楽しんでくだされば良いのだが、演じる方はそう簡単ではない。「段取り」や「約束事」が決まっている以上、それが不発に終わらない様に、ひたすら精度を上げて確実に実行しなければならない。
キャストの皆さん(特に鹿賀さんと新加入の相葉さん)、本当にご苦労様です。
| 固定リンク
コメント