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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

1月12日(日)

 立ち稽古、本日より2幕。今日は2幕1場を稽古。

 2幕1場は、再びムッシュ・ルノーのカフェ。
 昨晩ナイトクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」で起こった事件はサントロペ中の噂になっていた。2回目のショーの途中でジョルジュからある「お願い」をされてショックを受けたアルバンが、ステージの上で……(それが1幕のラスト・シーン)。
 そして翌朝である。ジョルジュはアルバンの機嫌を何とか直そうと、ムッシュ・ルノーのカフェでアルバンが現れるのを待ち構えていた。そこにジャコブを従えたアルバンがやって来て……。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』で見事だと思うのは、「感動的な場面」と「ユーモラスな場面」の割合……と言うか、さじ加減である。ドラマティックな1幕ラストと、ファニーな2幕の幕開きが、何の違和感も破綻もなく自然に繋がっている。
 観客の「感動」と「笑い」は紙一重だと思う。劇中のある出来事に対して登場人物がどの様に反応するか。演じる側の「さじ加減」ひとつで、客席には「感動」にも「笑い」にもなって届く。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』では、観客は涙を流しながら笑い、お腹を抱えながら泣くことになるはずである。

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