『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
12月9日(火)
連日、カジェルの皆さんのダンス・ナンバーを稽古している。スコット・サーモン(ブロードウェイ初演の振付を手懸けた)によるオリジナル振付をリクリエイトしてくださっているのは真島茂樹さんである。
私たちの『ラ・カージュ・オ・フォール』では、男性アンサンブルさんは全員、カジェルのダンス稽古に参加する。本公演に登場するカジェルは12名であるが、その振りを男性アンサンブル全員で覚え、そして稽古しているのである。
それは、「何か事故があった時にアンダースタディ(代役)として機能するため」でもあるが、1人ひとりが『ラ・カージュ・オ・フォール』をより知るためでもあるし、ダンサーとしてのスキル・アップをしてもらうためでもある。
何年にも渡って『ラ・カージュ・オ・フォール』に出演していると、以前カジェルの代役を務めていた人が、やがて昇格して本役に就く、と言うことが起こる。
『ラ・カージュ・オ・フォール』のカンパニーはファミリーである、と言うことを以前のブログでも再三記して来たが、そのファミリーの「絆」は、こんな所からも生まれるのだと思う。
明日は稽古OFF。キャストの皆さん、ゆっくりと身体を休めてくださいませ。
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