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『ファースト・デート』通信

10月24日(金)

 立ち稽古2日目。

 幕開きのナンバー「運命の人」が終わった所からどんどん作って行く。芝居部分もミュージカル・ナンバーも。
 『ファースト・デート』の舞台となるのは、ニューヨークのウエスト・ヴィレッジ(グリニッジ・ヴィレッジ)にある、と言う設定のバー/レストランである。ここで誰かと待ち合わせの約束があるらしいアーロン(中川晃教さん)が入って来るのが物語の発端である。
 待ち合わせの相手はケーシー(新妻聖子さん)なのだが、2人は今夜が初対面。つまり、これから始まるのは、アーロンとケーシーのブラインド・デートなのである。

 中川さんと新妻さんは、実は今回がミュージカル初共演なのだそうである。その事実にまず驚くが(だって、もう何度も共演していそうなイメージじゃないですか?)、それ以上に、芝居での2人の息の合い方に、更に驚かされることになる。
 台詞のスピード感であるとか、ニュアンスの出方であるとか、気持ちのリアリティ……と言うか、そう言った感情の部分も含めて、何だかぴったりなのである。演技の相性がいいのである。

 今日は、場面を幾つかに区切ってブロックごとに丁寧に台本を読み合わせ、そしてざっくりと芝居の手順や位置関係を作る、と言う流れで稽古を進めた。
 アーロンとケーシーのナンバー「第一印象/First Impressions」と、レジーのナンバー「緊急措置 #1/Bailout Song #1」もざっくりとステージング。更に、昨日未完で終わっていた「君に合わない」も最後まで手を付ける。

 昨日、今日と、稽古のペースはかなり早い。ちょっと飛ばし過ぎだ、と思わないでもないのだが、「今、この位のペースでやっておかないと、後々きっと苦労しますよ……」と、演出助手の上田一豪さんが不安を煽る様なことを言うので。

 明日も超ハイ・ペース。

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