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2014年10月の記事

『ファースト・デート』通信

10月30日(木)

 もちろん今日も新しい場面を作る。

 今日のシーンに登場するミュージカル・ナンバーは、レジーの“お約束”のナンバー「緊急措置 #3/Bailout Songgs#3」、アーロンのエキサイティングな「君に恋して/In Love with You」(物語後半のハイライト!)、“あっ”という間に終わる「お勘定/The Check」、そして「第一印象(リプライズ)/First Impressions(Reprise)」である。
 ここまで来ればいよいよ大詰めである。残すところミュージカル・ナンバーはあと1曲。それが明日のメニューである。

 相変わらず稽古は怒涛の勢い(ハイ・ペース)で進み、そして朦朧である。なので、ここに何を書いていいのか、もう何も思いつかない。なので、寝る。

 おやすみなさい。

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『クリエ・ミュージカル・コレクション Ⅱ』公式ページ・リニューアル!

 来年の2月~3月にシアタークリエで上演される『クリエ・ミュージカル・コレクション Ⅱ』の公式ページがリニューアル!

 こちらからどうぞ。

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『ファースト・デート』通信

10月29日(水)

 稽古前に舞台美術の発注。

 美術デザイナーの中根さん、舞台監督の中西さん、大道具を製作してくださる東宝舞台の延島さん、演出部の皆さん、そしてプロデュース・チームの皆さんが集まった。
 私たちの『ファースト・デート』は公演規模もさほど大きくはないので、舞台美術もそれに見合ったシンプルなものになる。シンプルだがスマートな空間になってくれれば。

 稽古は新しい場面へ。ミュージカル・ナンバーで言えば、「愛をオーダー/I’d Order Love」の少し前から、「アリソンのテーマ #2/Allison’s Theme #2」を通過し、「伝えきれない/The Things I Never Said」が終わった辺りまで、である。

 今日のメイン・メニューは「愛をオーダー」のステージング。これはウェイターの今井さんがフランク・シナトラばりにスイングする、ゴージャス極まりないナンバーである(譜面に“Sinatra Swing”と指示がある!)。
 そして「伝えきれない」。こちらは、中川さん&未来さんの歌ウマお2人の声が聞く者の心に染み入る、大変切ないナンバー。

 『ファースト・デート』は笑えるだけでなく、胸キュンも、静かな感動もある、敷居は低いが奥の深いミュージカル・コメディなのである。

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『ファースト・デート』通信

10月28日(火)

 
 大抵のミュージカルは、幕ごとに幾つかの場面に分かれていて、場面と場面が繋がって全体が出来上がっている。
 『ファースト・デート』は、休憩なしの一幕ものであるだけでなく、台本の上では「場面」と言う考え方もされていない。
 実際にはミュージカル・ナンバーが挿入されたり、エピソードが切り替わったりするので、「幾つかの場面に分かれている」様な印象に仕上がるだろうが、少なくとも台本には「1場」「2場」「3場」……と言った区切りはないのである。

 そのお蔭で、このブログに日々の稽古内容を記すことがとても厄介である。「今日は1幕の3場を稽古」などとは書けない訳なので。

 で……。

 ストーリーの中盤を作る。
 ミュージカル・ナンバーで言えば「インターネットは永遠に」が終わったところから、ロック・テイストの「だからお前は俺が好き/That’s Why You Love Me」、レジーの「緊急措置 #2/Bailout Songs #2」、そして「愛さえ遠ざけて/Safer」が終わった辺りまで、と言うことになる。
 日本語の台本で言えば、全152ページの内の97ページまで手を着けたので、分量的にはおおよそで2/3近くまで来た。

 「大変良いペースである」と言うこともできるし、「そんなに急いでどこへ行く……」と言う気分に襲われなくもない。が、初日までの我々に残され時間を思うと、演出助手の上田さんの言う通り、「いま飛ばしておいた方が」得策なのだろうと思う。

 そう自分を慰めて……明日も新しい場面。

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『ファースト・デート』通信

10月27日(月)

 開幕直前イベントの日。

 ……であるが、イベントは夜なので、通常より短時間ではあるが本編の稽古。昨日手を着けたナンバー「インターネットは永遠に」を整理。
 稽古後は本日のイベント会場「BLUE MOOD」へ。築地市場と汐留のビジネス街の間にあるライブハウスである。

 会場には抽選で選ばれた70名のオーディエンスが集まってくださった。抽選に漏れた皆さん、ごめんなさい。
 イベントのMCはブルボンヌさん(ご本人のTwitterのプロフィールによれば「女装パフォーマー/ライター」)、キーボード演奏は大隅一菜さん(本作の稽古ピアニストも務めてくださっている)である。

 イベントは19時にスタート。まず、藤岡さん、昆さん、古川さん、未来さん、そして今井さんが「運命の人」を披露。続いて中川さんと新妻さんが「第一印象」を歌われた。
 続いて、キャスト7名がステージ上に着席。ブルボンヌさんの司会でトーク・ショーに移る。こぢんまりとした、アットホームな会場の雰囲気もあってか、肩の力の抜けた和気あいあいとしたトークが、およそ1時間にわたって繰り広げられた。

 終始オーディエンスのクスクス笑いの途切れることのない、寛いだ楽しいトークショーだった、と思うが、『ファースト・デート』のことは果たしてどれほど理解されただろうか。そこに一抹の不安が無いでもない。が……

 楽しかったから、いいか。

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『ファースト・デート』通信

10月25日(土)

 立ち稽古3日目。

 超ハイ・ペース、且つ怒涛と朦朧の1日であった。
 昨日、一昨日のおさらいを簡単にだがやった後、新しい場面に手を付ける。昨日同様に、ブロックごとに読み合わせて、その後、段取りや位置関係を作る、の繰り返しであった。
 今日新たにステージングされたのは「気まずい沈黙/The Awkward Pause」「アリソンのテーマ/Allison’s Theme」「インターネットは永遠に/The World Wide Web is Forever」の3曲である。

 ところで、「サイモン&ガーファンクル」をご存じだろうか?
 ご存知の方には今さら説明の必要もないであろうが、1960年代に一世を風靡した、アメリカのフォークロック・デュオである。
 代表曲のひとつに「サウンド・オブ・サイレンス」があるが、『ファースト・デート』をご覧いただく際には、その「サウンド・オブ・サイレンス」に馴染んでおいていただけると、「クスッ」とできる個所が少なくともひとつ増えるはずである。

 話は変わって、「インターネットは永遠に」であるが、これは実はブロードウェイでの上演の際には使用されていなかった楽曲である。ブロードウェイ版CDにも当然ながら収録されていない。
 その理由ははっきりとは分からないのだが、まあ、ブロードウェイをご覧になった方やCDを聞きこんでいらっしゃる方にも、私たちの日本版を新鮮に楽しんで頂ける……と言う風に理解しておこう。

 明日は稽古OFF。このOFFは、さすがに嬉しい。

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『ファースト・デート』通信

10月24日(金)

 立ち稽古2日目。

 幕開きのナンバー「運命の人」が終わった所からどんどん作って行く。芝居部分もミュージカル・ナンバーも。
 『ファースト・デート』の舞台となるのは、ニューヨークのウエスト・ヴィレッジ(グリニッジ・ヴィレッジ)にある、と言う設定のバー/レストランである。ここで誰かと待ち合わせの約束があるらしいアーロン(中川晃教さん)が入って来るのが物語の発端である。
 待ち合わせの相手はケーシー(新妻聖子さん)なのだが、2人は今夜が初対面。つまり、これから始まるのは、アーロンとケーシーのブラインド・デートなのである。

 中川さんと新妻さんは、実は今回がミュージカル初共演なのだそうである。その事実にまず驚くが(だって、もう何度も共演していそうなイメージじゃないですか?)、それ以上に、芝居での2人の息の合い方に、更に驚かされることになる。
 台詞のスピード感であるとか、ニュアンスの出方であるとか、気持ちのリアリティ……と言うか、そう言った感情の部分も含めて、何だかぴったりなのである。演技の相性がいいのである。

 今日は、場面を幾つかに区切ってブロックごとに丁寧に台本を読み合わせ、そしてざっくりと芝居の手順や位置関係を作る、と言う流れで稽古を進めた。
 アーロンとケーシーのナンバー「第一印象/First Impressions」と、レジーのナンバー「緊急措置 #1/Bailout Song #1」もざっくりとステージング。更に、昨日未完で終わっていた「君に合わない」も最後まで手を付ける。

 昨日、今日と、稽古のペースはかなり早い。ちょっと飛ばし過ぎだ、と思わないでもないのだが、「今、この位のペースでやっておかないと、後々きっと苦労しますよ……」と、演出助手の上田一豪さんが不安を煽る様なことを言うので。

 明日も超ハイ・ペース。

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『ファースト・デート』通信

10月23日(木)

 立ち稽古。

 まず、幕開きのナンバー「運命の人/The One」をステージング。
 「運命の人」は、言わば『ファースト・デート』のプロローグである。ここではまだ2人の主人公(アーロンとケーシー)は登場しない。“2人の物語”を始める前に、「何についてのミュージカルなのか」を観客に提示するためのナンバーである。このナンバーが終わると、いよいよ“物語”が始まる。
 『ファースト・デート』は「運命の人、かけがえのない人に出会いたい。……出会えるのか?」を描いたミュージカルである。

 「運命の人」の大まかなステージングを終えた後、前半のハイライトとなるナンバー「君に合わない/The Girl for You」のステージングに手を着ける。
 このブログでは、「新作」の日記の場合は極力ネタバレをしないことにしている。なので「君に合わない」の内容についても記さないでおこうと思う。ご興味のある方、予習をされたい方は、ブロードウェイ版のCDがオンライン・ストアなどで入手可能なので(例えばこちら)、そちらをお聞きいただければ、と思う。

 立ち稽古1日目は怒涛の勢いで進行し、ほぼ全員が朦朧とした状態で終了した。
 きっと明日以降も、当分は怒涛と朦朧の日々が続くだろう。

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『ファースト・デート』通信

10月22日(水)

 顔寄せ。

 顔寄せには、何となく「稽古の初日に行われる」ものと言うイメージがあるかもしれない。が、実際には「関係者が最も集合し易い日」に行われることがほとんどである。なので、既に歌稽古が進んでいるが、今日顔寄せである。

 まず東宝の池田取締役がご挨拶。最新のブロードウェイ・ミュージカルをほぼタイムラグなしで上演できる喜び、そしてコメディを得意とする演出家に対する期待(註釈「これが面白くならなかったら、ただじゃ済まないぞ」の意)、などを述べられた。
 続いて服部プロデューサーよりキャスト、クリエイティブ、公演スタッフのご紹介。更に宇田次長より東宝演劇部のスタッフのご紹介。そして僭越ながら私も一言、それほど面白くない挨拶をさせていただいた。

 顔寄せの後は歌入りで読み合わせ。

 『ファースト・デート』は、全編が歌で綴られているのではなく、ミュージカル・ナンバーの間に台詞部分があるオーソドックスなミュージカル・コメディである。
 ま、オーソドックスとは言っても舞台は現代のニューヨークなので、『ミー&マイガール』『エニシング・ゴーズ』みたいな「古き良きミュージカル・コメディ」とは全く印象が異なるが。

 それはともかく、台本を読み、歌稽古に立ち会っていて、相当楽しいミュージカルだと認識はしていたのだが、こうやって実際のキャストの皆さんの声で台詞を聞くと、これは想像以上の楽しさである。
 これなら池田取締役の脅しにも期待にも十分応えられそうだ。

 現時点で上演時間に触れるのは時期尚早だが、我々の日本版は100分から110分位の上演時間になるのではないか。そんな感触を今日は抱いた。
 実際の上演時間については通し稽古を重ねた頃に改めてご報告するつもりなので、予断を持たずにお待ちいただければと思う。

 さて。

 明日から立ち稽古。まずは幕開きのステージングから。

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『ファースト・デート』通信

10月21日(火)

 歌稽古最終日。
 今日で歌だけの稽古はひとまず終了。明日からは次のステップに進む。

 (一昨日の続き)美術デザイナーは中根聡子さんである。
 『青猫物語』『ナンシー』などでご一緒した。今年は『クリエ・ミュージカル・コレクション』もあった。現在、日本の演劇界で活躍する美術デザイナーの大半は女性である。中根さんもそのおひとり。デザインに対する揺るぎないイメージと女性らしい細やかさが魅力。

 照明デザイナーは高見和義さん。
 私が最も多く組ませていただいている照明デザイナーのひとりである。今年も『シスター・アクト』『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』でご一緒した。高見さんと私との間に、芝居作りと照明デザインに関しての「共通言語」が蓄積されているのだと思う。

 音響デザイナーは山本浩一さん。
 現在の日本演劇界で最も多忙な音響デザイナーであろう。私も、近年だけでも『シスター・アクト』『モンテ・クリスト伯』『エニシング・ゴーズ』ildhorn elodies』などでご一緒している。目に見えない「音」と言うものを自在に操る、魔術師の様な人である。

 ヘアメイク・デザイナーは富岡克之さん。
 『ニューヨークに行きたい!!』『エニシング・ゴーズ』『クリエ・ミュージカル・コレクション』『シスター・アクト』と、近年は富岡さんとのお仕事も多い。作品の硬軟、大小を選ばない柔軟性が強みだと思う。

 そして、衣裳デザイナーは屋島(おくしま)裕樹さん。
 屋島さんとは今回初めてご一緒する。屋島さんの作品リストには近年の話題作が並んでいる。『タイトル・オブ・ショウ』『イン・ザ・ハイツ』そして『セーラームーン』……。この幅の広さよ!

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『ファースト・デート』通信

10月20日(月)

 稽古前に振付の佐々木信彦さんと打ち合わせ。

 『ファースト・デート』には、ダンサーさんが踊りまくる様なタイプのダンス・ナンバーは無い。なので「振付」と言っても「ミュージカル・ステージング」が佐々木さんにお願いすることの主たる内容になる。
 こう言うタイプのミュージカル・ステージングは、仕事としては結構難しい。
 そのナンバーの中で何が起こっているのか、キャラクターはその中でどう振舞うのか、音楽を有効に利用できているか、芝居として成立しているか、作品に相応しいスタイルであるか、何よりも見応えのあるシーンになっているか……などなど、クリアしなければならないことが重層的だからである。

 難易度は高いが、上手く仕上がった時の達成感は何物にも代え難い。お客様にとっても、そして我々にとっても。

 で、歌稽古。

 昨日までの歌稽古は個人個人で進めて来た。が、今日は主人公の2人/アーロン&ケーシー(中川晃教さん&新妻聖子さん)を除く全員が顔を揃えた。
 今日集まった5人はそれぞれ、アーロンの友達・ゲイブ(藤岡正明さん)、アーロンの元カノ・アリソン(昆夏美さん)、ケーシーの親友・レジー(古川雄大さん)、ケーシーの姉・ローレン(未来優希さん)、そしてレストランのウェイター(今井清隆さん)を演じる……とチラシや公式ページには記されているが、実はこの5人は上記の役以外にも「幾つかの役」を演じることになる。

 ご覧になる方のご興味を削いではいけないので詳細には触れないでおこうと思うが……

 かなり楽しいことになっている。

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『ファースト・デート』通信

10月19日(日)

 そして本日も歌稽古。

 (昨日の続き)音楽監督は島健さんである。
 以前、ストレート・プレイに音楽を書いていただいたことはあるのだが(2005年の『好色一代女』)、ミュージカルでご一緒するのは今回が初めて。ジャズのピアニスト/アレンジャーでもいらっしゃる島さんなので、音楽の仕上がりが私自身も楽しみ。

 歌唱指導は矢部玲司さん。
 『シスター・アクト』でもご一緒したばかりだし、引き続き『クリエ・ミュージカル・コレクション Ⅱ』でもお世話になる。歌のこと、声のこと、身体のことに関する矢部さんの知見の広さは正に驚異的。

 振付は佐々木信彦さん。
 『ALive Ⅱ』『エニシング・ゴーズ』に続いてご一緒する。佐々木さんは仕事の進め方が緻密で論理的。ダンスやステージングのスタイルも多彩で、作品に寄り添って下さるのが何よりもありがたい。(続く)

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『ファースト・デート』通信

10月17日(金)

 今日もまた歌稽古。

 ここで、日本版『ファースト・デート』のクリエイティブ・チームをご紹介しておこうと思う。

 翻訳は小田島恒志さんである。
 偶然だが、『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』に続いて2作連続でご一緒することになった。と言っても、『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』の翻訳作業は20年前になされたものなので、連続していることにも大きな意味はないのだが。

 訳詞は高橋亜子さん。
 東宝版『ミー&マイガール』『ニューヨークに行きたい!!』『エニシング・ゴーズ』『I Love You 愛の果ては?』などでご一緒しているが、『ファースト・デート』はその『I Love You 愛の果ては?』と世界観がとても近い。なので、『I Love You 愛の果ては?』がお好きだった方には、その辺りも楽しみにしていただきたい。(続く)

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『ファースト・デート』通信

10月16日(木)

 本日も歌稽古。

 『ファースト・デート』はシットコム風ミュージカル・コメディである。
 「シットコム」とは、アメリカ産のコメディドラマなどによくある、ストーリーと人間関係で笑わせる(ドタバタしたりナンセンスなことで笑いを取らない、そして、しばしば観客の笑い声が入ったりする)タイプのコメディのことを言うのだが、『ファースト・デート』は、そんなスタイルのラブ・コメディなのである。

 そして『ファースト・デート』には途中休憩がない。全1幕である。
 ブロードウェイ・ミュージカルでは『グランド・ホテル』がやはり休憩なしの1幕ものであったが、翻訳ミュージカルではこれはちょっと珍しい。日本版の上演時間はまだはっきりとは分からないが、ブロードウェイでは90分程度であった様だ。我々もそれに近い上演時間を目指したい、と思う。

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『ファースト・デート』通信

10月15日(水)

 『ファースト・デート』の歌稽古が始まっている。

 ミュージカル『ファースト・デート』は、2012年の3月10日にシアトルのACT/5th Avenue Theatreにてワールド・プレミア。その好評を受けて2013年にブロードウェイ入りし、Longacre Theatreにて7月9日からプレビュー公演をスタート、8月8日に正式に開幕し、今年の1月5日まで続演された。最新のブロードウェイ・ミュージカルの1本である。

 脚本はオースティン・ウィンズバーグ。昨年の12月に全米でオンエアされた『サウンド・オブ・ミュージック』生放送版や、日本でも人気のアメリカのTVドラマ『ゴシップガール』の脚本を書いた才人である。
 音楽・作詞はアラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナーのコンビ。2人はディズニーのアニメーション『シンデレラ Ⅱ』『シンデレラ Ⅲ』などにも楽曲を提供している。
 英語版のWikipediaで『First Date』を見てみると、Production Histryの項目にシアトル、ブロードウェイに続いて日本版についての記述もある。ちょっと嬉しい(それはこちら)。

 ブロードウェイ・ミュージカル『ファースト・デート』は11月22日(土)初日である。それまでのひと月ちょっと、どうぞよろしくお付き合いください。

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『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』 東京千穐楽

10月13日(月)

 PARCO劇場へ。『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー~パパと呼ばないで~』の東京公演が千穐楽。
 ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 千穐楽の今日は、いつものカーテン・コールを済ませた後、錦織さんと塚田さんが電飾看板の前に登場してご挨拶。錦織さんが「塚ちゃんを見ていて、忘れかけていたものを思い出した。」とおっしゃったのにちょっとしみじみとした。
 続いて、お2人以外のキャストも全員登場。おひとりずつ、人柄の表れた素敵なご挨拶をされた。

 この後『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』は旅に出る。仙台、新潟、名古屋、そして大阪である。既に禁断症状の出ているあなた、我慢し過ぎは身体に悪いよ。

 大勢の人が集まって、一緒に声を上げて笑うことの楽しさ、素晴らしさ。『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』はそのことを思い出させてくれた。ありがとう、『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』

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『ファースト・デート』開幕直前イベントのお知らせ

 11月22日(土)にシアタークリエで初日を迎えるブロードウェイ・ミュージカル『ファースト・デート』。

 「開幕直前イベント」なるものが10月27日(月)に開催されることになった。で、そのオーディエンスを公式ページで募集しているので、ご興味のある方はどうぞご応募ください。

 詳細はこちらからどうぞ。

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訃報 花房徹さん

 花房徹さんの訃報に接した。

 東宝版の『ミー&マイガール』で、耳の遠い小柄な老人、ジャスパー・トリング卿を演じてくださったのが花房さんである。
 演出家としては『ローマの休日』と『ミー&マイガール』でご一緒した。『エニシング・ゴーズ』の日本初演(宮本亜門さん演出/1989年)では愉快な中国人コンビのひとり、ジョンを演じていらした。私も下っ端演出部として参加していたので、お付き合いはその時から、と言うことになる。

 東宝などの大劇場作品にも多数ご出演されていらしたが、活躍場所はそこに留まらなかった(そのことを記すには私は余りにも不適任である)。
 演出家としても数々のお仕事をされていた。私と接点があるとすれば、私も花房さんも「少年隊ミュージカルPLAYZONE」を演出している、と言う部分である(花房さんは1989年の『Again』、私は1996年の『Rhythm』)。

 ご冥福をお祈りいたします。

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『クリエ・ミュージカル・コレクション Ⅱ』

 『クリエ・ミュージカル・コレクション Ⅱ』の色々なことが発表になっている。

 詳細は公式ページからどうぞ。

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