『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』通信
9月16日(火)
稽古場最終日。
最終日の今日も、いつもの様に通し稽古。通し稽古終了後も、いつもの様にダメ出し。
8月18日に稽古を始めてほぼひと月。稽古場での工程は今日で全てを終了した。
今日の通しで意外だったのは、2幕の最終局面、ヒューバートがレズリーにある決意を語る場面で、何だか「ぐっ」と来てしまったことである。その瞬間、私は目頭が熱くなり、危うく涙を零すところであった。かろうじて零さなかったが。
『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』で、こんなに心が動かされる瞬間が訪れようとは想像もしていなかった。思いの外「いい芝居」に仕上がったのではないか、と思う。
稽古終了後、PARCO劇場へ。
私が顔を出した時には、舞台にはセント・アンドルーズ病院の医師談話室がほぼ建ち上がっていた。
それにしても、PARCO劇場はこう言う芝居には打って付けの空間だと思う。どの席からも観易くて、舞台上で行われていることが客席の隅々まで届いて行く、そんな感じの空間なのである。
明日は終日スタッフ・ワーク。舞台稽古は明後日から。
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