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『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』通信

8月19日(火)

 『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』は、1987年11月21日にイギリスのギルドフォードにあるイヴォンヌ・アルノー劇場で初演の幕を開けた。ロンドン公演は1992年8月17日にプレイハウス劇場で開幕した。
 演出はどちらもレイ・クーニー自身が手掛け、同時にクーニーは両公演で登場人物のひとり、ヒューバート・ボニー医師を演じている。

 日本での初演は1994年。『パパ、I LOVE YOU!』のタイトルで、加藤健一事務所によって上演された。演出は綾田俊樹さんであった。
 今回と同じPARCO劇場のプロデュースで、『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー~パパと呼ばないで~』のタイトルで上演されたのは2004年。その時が私とこの作品との出会いであった。今は無きル・テアトル銀座で幕を開け、続いて福岡、大阪、名古屋を巡演した。

 で、稽古2日目の今日も読み合わせ。

 昨日は「ト書き」を演出助手の則岡さんに読んでもらい、途中で止めることをせずに読み合わせたのだが、今日は所々で止めて確認をしつつ、また、ト書きを読むことも省略した。
 長大なト書きが会話の途中に挿入されていたりするので(そのお陰で各場面が重層的に展開し、笑いも重層的になるのであるが)、せっかくのテンポやスピードが途切れてしまうからである。

 さて。

 我々が小さい稽古場で読み合わせをしている間に、舞台監督の山矢さん率いるチームは大きい稽古場に稽古用の大道具を立て込んで、小道具を搬入してくださった。これで、いつ立ち稽古に入っても大丈夫な態勢が整った。

 という訳で、明日から立ち稽古。

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