『王様と私』通信
6月22日(日)
今日も子供たちの稽古デー。
誰かの弱点のことを、その人の「アキレス腱」と呼ぶことがある。
ギリシャ神話に登場する英雄アキレウスは、その弱点が足首の後ろ側の部分だった。アキレウスは不死身の肉体を持っていたのだが、ただ一か所の弱点、足首の後ろ側を弓で射られて命を落とした。そのことから、足首の後ろ側の部位を「アキレス腱」と呼ぶ様になったのだ、とWikipediaには記されている。
演出補の落石さんのアキレス腱はアキレス腱である。
落石さんは先日アキレス腱を断裂した。よく「アキレス腱が切れる時にはぷちっと言う音がする」という話を聞くが、本当にするのだそうだ。現在は無事に手術も終わり、日常生活に大きな支障はなさそうであるが、なので落石さんは今、アキレス腱がアキレス腱なのである。
「切るとは思わなかったですねえ、本当に。山田さんもお気を付けください」と、このブログを書いている私の隣で落石さんも言っている。
今日の東京地方は朝から雨が降ったり止んだりする、湿度の高い鬱陶しい1日であった。こんな日にはアキレス腱のセンサーが働くのだそうである。「古傷が疼く」ことで天気の先行きが分かる、という話をよく聞くが、これも本当らしい。
稽古の先行きも予測できたりはしないのだろうか、落石さん?
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