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平野忠彦さん

 平野忠彦さんの訃報に接した。

 平野さんとご一緒したのは、2005年にオーチャードホールで上演された二期会のオペレッタ『メリー・ウィドー』であった。平野さんは、ポンテヴェドロ国(架空の国です)のフランス公使、ミルコ・ツェータ男爵を演じた。
 平野さんは、とにかく大らかな方だった。舞台に登場すると、四辺がそれこそ花が咲いた様に明るくなった。稽古場での覚えは決して褒められた方ではなかったかもしれないが、陽気で無邪気、そして洒脱、実にチャーミングな方であった。

 ミュージカル『アニー』で、ウォーバックス氏を演じられるのを拝見したことがあった。平野さんご自身の大らかさが、『アニー』で描かれているアメリカの楽天性と重なって、絶妙なウォーバックス氏であったことを思い出す。
 週刊誌を賑わす様なこともあったが、それもあって、まだまだお元気でいらっしゃると思い込んでいた。

 ご冥福をお祈りいたします。

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