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ミッキー・ルーニーさん

 ミッキー・ルーニーさんが亡くなった。

 ミッキー・ルーニーと言えば、ジュディ・ガーランドとのコンビで出演した一連のミュージカル映画のことが真っ先に思い浮かぶ。『青春一座』『ストライク・アップ・ザ・バンド』『ブロードウェイ』『ガール・クレイジー』などである。
 青春スターを卒業してからは、『ティファニーで朝食を』『おかしなおかしなおかしな世界』『ザッツ・エンタテインメント』『ザッツ・エンタテインメントPart 3』『マペッツ』などなど、多くの映画、TVに顔を見せていた。

 私が映画館で見た中で忘れられないのは『クレージー・ボーイ/香港より愛をこめて』である。
 これは「レ・シャルロ」という4人組が主演するフランスのコメディ映画シリーズの1本なのだが、ルーニーはエンド・タイトルが始まっているのにまだ歌い踊り続けていた。

 1979年にブロードウェイで上演されたミュージカル・レヴュー『シュガー・ベイビーズ』では、往年のミュージカル・スター、アン・ミラーと共演した。
 そのワン・シーンがトニー賞の授賞式で取り上げられ、日本でも放送された。お陰で私もルーニー&ミラーの芸達者ぶりの一端に触れることができた。You Tubeなど影も形もない時代の話である(その時の映像はこちら。こうして、今はいつでも見ることができる)。

 1930年代の終わり頃から1940年代中頃まで、彼は全米マネー・メイキング・スター Top10の常連であった。1位になった年も1度や2度ではなかった。
 ご冥福をお祈りします。

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