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『シスター・アクト』通信

4月16日(水)

 映画版とミュージカル版とでは人間関係にも異なる点がある。

 殺人を目撃したデロリスは警察に駆け込み、そしてこの件を担当することになるエディ・サウザー(映画版ではビル・ナンが、ミュージカル版では石井一孝さんが演じる)と出会うことになる。
 エディは、映画での肩書は警部補(lieutenant)であるが、ミュージカル版では巡査(officer)である。
 ミュージカル版のエディには「デロリスの高校時代の同級生」と言う、映画版にはない設定も加わっていて、それもエディの階級が映画版と異なっている理由のひとつかもしれない。
 デロリスとエディの関係も、ミュージカル版『シスター・アクト』の大きな見どころである。

 映画版とミュージカル版で名前の異なる登場人物もいる。

 デロリスを愛人にしているギャングのボスは、映画ではヴィンス・ラ・ロッカ(ハーヴェイ・カイテルが演じている)だが、ミュージカルではカーティス・ジャクソン(大澄賢也さんと吉原光男さんが演じる)である。
 この辺りの変更が何故なされたのか、推測するのはちょっと難しい。何らかの権利関係が理由なのでは、とも思えるが、実際の所は分からない。

 歌稽古、今日は男性デー。いつもは女性が圧倒的多数を占める『シスター・アクト』の稽古場だが、今日はいつもと雰囲気がちょっぴり違う。

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