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『シスター・アクト』通信

4月26日(土)

 ミュージカル・ナンバー「さあ、声を出せ!」「シスターになるのは素敵」「いつか、あいつになってやる」のおさらいデー。

 『ソウル・トレイン(SOUL TRAIN)』と言うアメリカのテレビ番組があった。
 1971年に始まり35年に渡って放送された人気音楽番組で、一時期日本でも放送されていたことがある。『シスター・アクト』の時代背景である1970年代後半(世がディスコ・ブームに沸いていた頃)にはディスコ・ミュージックやソウル・ミュージックを積極的に取り上げて、ブームの盛り上げに一役買った番組でもある。
 ダンサーたちの派手でユニークなダンスとファッションが番組の売りで、初期の『タモリ倶楽部』には「SOUB TRAIN(総武トレイン)」と言うパロディ・コーナーが存在していた。

 『ソウル・トレイン』にはテーマ曲があって(ある年齢以上の方にはお馴染みであろう)、今回『シスター・アクト』絡みで色々と調べていて、そのテーマ曲が「The Sound of Philadelphia」と言うタイトルであることを初めて知った。
 1970年代、フィラデルフィアはソウル・ミュージックの聖地だった。フィラデルフィア発のそれら音楽は「フィラデルフィア・ソウル」とか「フィリー・ソウル」などと称され、「ソウル・トレインのテーマ」はフィリー・サウンドの代表的な1曲なのであった。
 ミュージカル版『シスター・アクト』の舞台が「1977年のフィラデルフィア」に設定されているのには十分に意味があったのである。

 もう1曲、この時代のディスコ・サウンドで忘れることができない曲にヴァン・マッコイの「ハッスル(The Hustle)」がある。(「ソウル・トレインのテーマ」も「ハッスル」もビルボード誌の全米1位を獲得している)。
 『シスター・アクト』の音楽アレンジには、この時代のサウンドが持つ雰囲気が実に見事に取り入れられている。「ハッスル」の、1度聞いたら忘れることができない印象的なメロディもこっそりと盛り込まれているので、どうぞお聴き逃しのない様に。

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