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『シスター・アクト』通信

4月8日(火)

 『天使にラブ・ソングを…』の主人公デロリスは、場末のカジノで歌う無名のシンガーである。なので登場人物たちが歌う場面も頻繁に出てくるのだが、映画版はミュージカルではない。使用されている楽曲も"Hail Holy Queen""My Guy""I Will Follow Him"など既成のものである。
 一方、ミュージカル版の『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』には映画で使われた楽曲は登場しない。ミュージカル・ナンバーの全てがこのミュージカルのために書き下ろされた楽曲である。音楽を担当したのはアラン・メンケンさんである。

 アラン・メンケンさんについては今さら説明する必要もないであろうが、1982年にオフ・ブロードウェイで初演されたミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』で頭角を現し、1989年に公開されたディズニーのアニメーション『リトル・マーメイド』で世界的に知られる様になった。
 以後、『美女と野獣』『アラジン』『ポカホンタス』『ノートルダムの鐘』『魔法にかけられて』などなど、ディズニーのアニメーションを中心に、誰もが知っている作品を作り続けて今日に至っている。その大半は後に舞台化され、日本でも上演されていることはご承知のとおりである。

 『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』は、メンケンさんが久々に手掛けた「初めから舞台作品として書かれた」ミュージカルである。作詞は、『ラブ・ネバー・ダイ』や『リトル・マーメイド』(舞台版での追加作詞)を手掛けたグレン・スレイターさんである。(つづく)

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