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『モンテ・クリスト伯』通信

11月30日(土)

 オケで通し稽古、1回目。

 当たり前のことなのだが、稽古場には舞台美術はない。照明もなければ、衣裳も着用していないし、ヘアもメイクもない。
 それぞれの代用品はもちろん用意されるが、稽古場では、上記の「劇場に行かないと揃わない色々なもの」を頭の中で想像しながら「目の前で起こっていること」を観ることになる。
 しかしこの「脳内補完をしながら稽古を観る」のは結構楽しい。オーケストラが入って、それも通し稽古ともなれば、その楽しさは一入(ひとしお)である。

  それは、幼稚園や小学校低学年の頃に、何かの「ごっこ遊び」に夢中になっていた時に感じていたのと、恐らくは同じ楽しさである。何しろ脳内のことなので、イメージが裏切られると言うことがそもそも無いのがまた嬉しい。
  後は、実際の舞台をどうやってこれに近付けるか、であるが。

 明日から12月。日生劇場では仕込み作業が始まる。そして稽古場はついに最終日。

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