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2013年12月の記事

『クリコレ』通信

12月31日(火)

  シアタークリエへ。

  仕込み作業は昨日より始まっている。舞台美術の作業はほぼ終わり、照明のフォーカス合わせも昨日の内に終えた。
  今日は朝から音響チームの仕込みとオーケストラのシーティング。午後イチから照明合わせ。至上命題は「年内に全員が帰宅すること」である。照明デザイナーの服部さんと照明チームは猛烈なスピードで300を超える照明CUEをデザインした。

  さて。

  チーム『クリコレ』もこれでようやく仕事納めである。関係者の皆さん、お疲れ様でした。そして、このブログをご覧くださっている皆さんも。大晦日までお付き合いくださって、本当にありがとうございました。

  夜になれば劇場に灯のともる、当たり前の1年に感謝しつつ。どうぞ良いお年をお迎えください。

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『クリコレ』通信

12月30日(月)

  稽古場最終日。

  まず、オケ合わせの済んでいない楽曲を当たり、その後、オケ付き通し稽古。
  『クリコレ』は、キャストによって、或いは日によって、セットリストの一部が変わる。今日の通し稽古は初日のキャスト、初日のセットリストで進行した。

  今日の時点での上演時間は、1幕が約1時間02分、2幕が約1時間05分であった。セットリストが異なれば、この時間は若干増減するので、ご注意いただきたい。
  幕間の休憩は20分なので、上演時間はおおよそ2時間30分前後、と言った感じではなかろうか。悪くない仕上がりだと思う。

  さて、2013年も暮れて行く……的なことを書きたい気持ちは山々だが、我々は明日も終日スタッフ・ワークである。大納会も済んだと言うのに。

  今年中に年内最後の『クリコレ』通信をUPできます様に。

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『モンテ・クリスト伯』東京千穐楽 そして『クリコレ』通信

12月29日(日)

  日生劇場の『モンテ・クリスト伯』が千穐楽。

  ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。 
  引き続き『モンテ・クリスト伯』は大阪、名古屋、福岡で上演される。既に「禁断症状」と言う方は是非!  お待ちしています。

  さて。

  『クリコレ』はオケ合わせの2日目。今日は2幕の楽曲を中心に。

  『クリコレ』のオーケストラのために素敵なアレンジを施して下さったのは音楽監督の八幡茂さんである。八幡さんは、膨大な楽曲のスコア全てを書いてくださった。
  『モンテ・クリスト伯』日本版のためのアレンジ、オーケストレーションも八幡さんのお仕事であった。ふた月続けて、膨大な譜面と格闘していただいた訳で、本当にお疲れ様でした。

  『クリコレ』では、『クリコレ』のために作られた楽曲が1曲だけ登場する。オープニングで使用される音楽(インストですが)がそれで、これは八幡さん作曲のオリジナルである。
  今日、そのシーンの段取りを付けたのだが、まあ盛り上がること、盛り上がること!

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『クリコレ』通信

12月28日(土)

  オケ合わせ、1日目。

  今日から3日間、オケ合わせである。
  オケ合わせだけに贅沢に3日間……と言えば言えなくもないが、実際は、オケが鳴っていない時間は「曲と曲の間の譜面をめくっている時」だけなので、オケ合わせを無事に終わらせれば、自動的に全シーンの稽古も無事に終わる、と言う訳なのである。

  それはともかく、今日は1幕の楽曲を中心にオケ合わせ。
  以前、「『クリコレ』で取り上げる楽曲は約30曲」と記したが、キャストによって歌う楽曲が異なったり、日によって楽曲が差し替えになる部分があったりするので、述べにすると楽曲数は40近くになる。その半分近くを今日は合わせたことになる。
  都内の道路も今日はとても空いていた。既に仕事納めを済まされた方もいらっしゃるだろう。でもチーム・クリコレは今日からラスト・スパート!

  稽古ピアノの國井さんの(國井さんは引き続きオーケストラのメンバーの一員としてキーボードを弾いてくださっている)今日の忘れられない発言。

  「わたし、エッチが無いんです!」(こちらの日記を参照のこと)

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『クリコレ』通信

12月27日(金)

  午前中はアンサンブルさんたちの衣裳合わせ。
 衣裳の基本カラーは黒である。チラシの表面のビジュアルをイメージしていただければ、世界観はそう遠くないはずである。

  午後は全体でおさらい。全編のおおよそ2/3ほど、20曲余りをさらう。
 それだけの曲数を歌うのが何しろこの豪華な顔ぶれである。それを聴く(観る)と言うのはかなり濃密な体験になるだろうと思う。少なくとも私は、今日1日大変濃密な時間を過ごした。
 現時点ではまだ仕上がりに個人差があって、それが稽古場の笑いを誘っている。大勢のキャストが参加するナンバーでは、個人差が引き起こす笑いは一際大きくなる。誰が一番笑わせてくれたのか……は、ご想像にお任せしたい。

 稽古後、オケリハを終えた楽器たちが稽古場へ。明日はいよいよオケ合わせ。

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『クリコレ』通信

12月26日(木)

 衣裳合わせや、歌稽古や。

  準備は着々と進んでいる。日々色々なことが決まり、そして具体的になって行く。
  芝居やミュージカルの現場であれば、「今」が順調であるのか無いのかは長年の経験から即座に判断がつく。順調で無かった場合でも、どこで取り返すか、どうやって取り返すか、頭の中で計算も立つ。
  が、短期決戦のコンサートでは、ひと月半とか、ふた月かけてピークに持って行く「いつも」とは、やはり勝手が違う。まあ、コンサートの経験が豊富な関係者の口ぶりでは、これは順調な方で、どちらかと言えば丁寧に作業が進んでいる、と言うことになるらしい。それを信じて、枕を高くすることにしようと思う。

  今日は石井一孝さんも登場。もう10年以上も前のことになるが、石井さんのカウントダウン・コンサートのお手伝いをさせていただいたことがある。「カウントダウン」と言う位だから年越しである。今は無き赤坂プリンスホテルのクリスタル・ルームにて、である。
  我々スタッフには、劇場など現場に入るとお弁当が支給される。外に食べに行っている暇がないからであるが、最近ではお弁当を手配してくださる方のご配慮もあって、とても美味しいお弁当が用意されることも少なくない。
  石井さんのコンサートの時は、何しろ赤プリである。正確に覚えている訳ではないのだが、ビーフ・ストロガノフとか、ロースト・ビーフとか……、そんな類のご馳走をお腹一杯食べさせていただいた記憶がある。間違いなく、今までで最も贅沢なスタッフ食であった。

  石井さん、またホテルでやりませんか?

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『シスター・アクト』ニュース

  ミュージカル『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』の色々なことが発表になっている。詳しくは公式ページをどうぞ。

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『クリコレ』通信

12月24日(火)

  今日は盛りだくさんな1日であった。

  男子キャスト何名かの衣裳合わせがあり、女子キャストのヘア・フィッティングも行われた。稽古では15曲を一気に当たった。
  デュエット・ナンバーやコーラスが参加するナンバーで、まだ全員では合わせていなかったものを合わせ、出入りやポジション、動線や立ち位置などを整理し、ナンバーによってはステージングを施す。

  スタッフの方も動きが慌ただしくなって来ている。音響チームは既に稽古場に合流しているし、今日は照明チームが顔を出してくれた。
  明日からは別稽古場でオーケストラのリハーサルもスタートする。指揮の若林さん、稽古ピアノの國井さんとも暫しのお別れである。

  気が付けば今日はクリスマス・イヴ。イヴらしいことは何ひとつしなかったが、こんな嬉しい知らせが届いた。私にとってはこれがクリスマス・プレゼント!

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『クリコレ』通信

12月23日(月)

 歌稽古、今日は瀬奈さん。その後、瀬奈さん&アンサンブルさんのナンバーをステージング。更にその後、ステージングの終わっている幾つかのナンバーをおさらい。更に、短いダンスを新たにひとつ作る。

 稽古場にチーキーちゃんが遊びに来てくれた。
 「チーキーちゃん」とは、『エニシング・ゴーズ』に登場するワンちゃんの名前である。本名は亥之祐(いのすけ)くん、そして申太郎(しんたろう)くんと言って、チーキーちゃんはダブル・キャストだったのである。
 2人の外見はとてもよく似ているが、2人を並べて見ると色にやや違いがあることが分かる。黒っぽい方が亥之祐くんで、やや茶色がかっているのが申太郎くんである。

 2人も瀬奈さんと再会できてご機嫌な様子であった。2人に相応しい作品が見つかって、またいつか一緒に仕事ができます様に。

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『クリコレ』通信

12月20日(金)

 歌稽古。山口祐一郎さん、そして田代万里生さん。

 田代さんとは今年1月の『シラノ』で初めてご一緒した。その後、6月の『イルドホーン・ロディーズ』と10月の『エニシング・ゴーズ』でもご一緒し、そしてこうして年末も、である。
  ある方と仕事をすると、その方との仕事が立て続けに入る、と言うことがままある。今年の田代さんがそうであるし、瀬奈じゅんさんとも『三銃士』から始まって『シスター・アクト』まで、現在も「立て続け」継続中である。そもそもは山口さんとがそうであったし。

  その山口さんがあるナンバーを歌い始めたら、突然空が暗くなり、大粒の雨が激しく稽古場の屋根を叩き出した。山口さんがそのナンバーを歌い終えると、何事も無かったかの様に雨は静かになった。

  誰が来ていたのか……? と、稽古場でひとしきり話題に。

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『クリコレ』通信

12月19日(木)

 アンサンブルさんたちの歌稽古。

 これまでサイズと行き方が不確定だったために手を付けられていなかったナンバーの譜面が確定したので、まずはその音取りと歌うパートの割り振りを。その後、幾つかのナンバーを歌稽古。更にその後、ステージングの付いているナンバーをおさらい。

 アンサンブルさんの中では松澤重雄さんとのお付き合いが最も長い(私が演出家になる以前からなので)。河合篤子さんと真記子さんは、共に既に10年を超える付き合いになる。
 佐伯理沙さんとは2011年の『ダンス オブ ヴァンパイア』で、安部三博さん、松谷嵐さん、吉田理恵さんは東宝ミュージカルアカデミーの講師と受講生として、それぞれ接点がある。伊藤潤一郎さんだけが今回が初めまして、になる。

  日々少しずつ、ではあるが、『クリコレ』もだんだん形になって来ている。

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『クリコレ』通信

12月18日(水)

 歌稽古。今日は中川晃教さんと上原理生さん。

 中川さんとご一緒するのは、実は今回が初めてである。舞台を拝見してもいたし、楽屋で立ち話をしたりと言うこともあったので、あまり「初めて」という感じはしないのだが。
 中川さんのマネージャーさんと私は知り合ってもう15年近いのだが(マネージャーをされる以前に、私に演出の機会を何度もくださった)、そのマネージャーさんが、中川さんと私が「初顔合わせ」であることに驚いていらしたほどである。

 上原さんとも『クリコレ』が初めての仕事。コンサートをやらせていただいて楽しいことのひとつに、普段なかなか接点を持てない方たちとご一緒できることがある。
 これを機会に、どうぞ長いお付き合いになります様に。

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『クリコレ』通信

12月17日(火)

 午前中は舞台美術の発注。
 美術デザイナーの中根さん、舞台監督の廣田さん、そして大道具を製作してくださる東宝舞台、電飾を仕込んでくださるコマデンの方々と。シンプルだがスタイリッシュなセットになるだろう。

 午後はアンサンブルさんたちの歌稽古。
 アンサンブルさんたちが歌うことになるナンバーは(コーラスのみで参加する楽曲も含めて)10曲を超える。こう言うコンサートでは、「覚えなければならないことが誰よりも多い」と言う意味でアンサンブルさんたちが一番大変である。
 『クリコレ』のアンサンブルさんはベテランからニューフェイスまで粒ぞろい。とても頼もしい。
 
 稽古後、『シスター・アクト』の舞台美術打ち合わせ。
 『シスター・アクト』の美術デザイナーは松井るみさんである。今日は演出助手の鈴木ひがしさん、舞台監督の佐藤博さん、それに岡本、関、両プロデューサーも立ち合ってくださって、舞台美術の考え方について意見交換。
 既に出来上がっている(ウェストエンドやブロードウェイで上演された)作品を、もう一度ゼロから構築し直す作業の、途方もない困難さと、無類の面白さと。

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『クリコレ』通信

12月16日(月)

 今日の歌稽古は知念里奈さん、瀬奈じゅんさん、今拓哉さん、岡田浩暉さん。そして知念さん&アンサンブルさんのナンバーをステージング。

 『クリコレ』では、キャストそれぞれが6~7曲を歌うことになる。ソロ・ナンバーが中心になるが、デュエット曲や、3人、或いはそれ以上で歌うナンバーもある。

  知念さんのミュージカル・デビューは『ジキルハイド』のエマ役であった。鹿賀丈史さんがジキル/ハイドを演じたヴァージョンの、2003年の再演時のことである。あれからもう10年である。早いものである。
  その後、知念さんとは『ダンス オブ ヴァンパイア』(サラ役を演じた)でもご一緒した。今ではミュージカル界にとっては無くてはならない女優さんのひとりになられた。
  感無量、である。

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『クリコレ』通信

12月12日(木)

 歌稽古。のちステージング。

 今日の歌稽古は山口祐一郎さん。『クリコレ』で歌われるナンバーをひと通りおさらい。1曲手を付けるごとに思い出話に花が咲いて、なかなか先に進めない。それはともかく、生(ナマ)の山口さんが稽古場で歌うのに接するのは(私は)ほぼ2年振りのことである。ちょっと感動。
 ステージングは涼風真世さんのナンバーを。このナンバーでは涼風さんにアンサンブルの皆さんが加わる。振付の青木美保さんが実に手際よく、テキパキと振りを渡して行く。「短期決戦」を実感。

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『クリコレ』通信

12月11日(水)

 クリエ・ミュージカル・コレクションの稽古が始まっている。

 『クリエ・ミュージカル・コレクション』(略して『クリコレ』)は、東宝で上演されたミュージカルの中から選りすぐったミュージカル・ナンバーを集めて仕立てたコンサートである。
 一部ダブル・キャストになっているので、チラシの表に載っている10名のキャストの内、その日の舞台に上がるのは8名である。その8名にアンサンブル8名が加わるので、キャストは全員で16名となる。

 本編は途中休憩1回の2幕構成で、取り上げる楽曲はおおよそ30曲。キャストの違いにより一部の楽曲が差し替わるが、基本的なセットリストは千穐楽まで大きくは変わらない。
 登場する楽曲をここでご紹介するべきか否か大いに悩むところであるが、ご紹介しないでおこうと思う。初めてご覧になる時の新鮮さを損なわないために。

 今日は歌稽古デー。今日登場したのは涼風真世さん、上原理生さん、そしてアンサンブルの皆さんであった。
 コンサートが作られて行くプロセスは、芝居やミュージカルのそれとは結構勝手が違う。どこがどう違うのかはそれぞれなので一概には言えないのだが、芝居やミュージカルと決定的に異なるのは、コンサートは「短期決戦」だと言うことである。

 なので『クリコレ』通信も、やや変則的な更新になるだろう。どうか気長にお付き合いいただければ、と思う。

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月8日(日)

  公演2日目。ダブル・キャストの彩吹真央さんの初日。

  ご本人は緊張されていたらしいが、客席から拝見した限りではそんな風にはまったく感じなかった。実に堂々とした(そしてセクシーな)海賊のボス振りであった。
  昨日に続いてワイルドホーンさんとマーフィさんがご観劇。終演後、ワイルドホーンさんは私の顔を見ると「今日は皆ちゃんと“息”をしていたね」と仰った。キャスト一同、初日の緊張が取れて伸び伸びと、そして生き生きと演じ、歌っていた、と言うことだろう。「だからストーリーもより強く伝わって来たよ」。

  今日は2回公演であった。そして夜の部終演後はアフター・トークショー。登場したのは石丸さん、花總さん、そして濱田さんの3人であった。
  不肖ながら私が進行役を担当。3人の飾らない、和気あいあいとした空気に助けていただいて、どうにかこうにか役目を終えることができた。慣れないことはするものじゃない。

  これで『モンテ・クリスト伯』通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。
  次は『クリコレ』通信。すぐに始まります。

  ミュージカル『モンテ・クリスト伯』は12月29日まで日生劇場にて上演中。その後、大阪、名古屋、福岡にも参ります。それではまた、劇場で。

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初日! 『モンテ・クリスト伯』通信

12月7日(土)

  初日。

  開演は17時30分である。
  それに先立ち、午前中は各セクションの直しと調整。午後イチで全セクション参加してのテクニカル・リハーサル。昨日のゲネプロの課題を徹底的に潰す。15時30分より舞台にて初日のお祓い。公演の安全と成功を祈念する。16時、なぜか『シスター・アクト』の宣伝スチール打ち合わせ。そして「あっ」という間に開演時刻を迎える。

  私としては満足度の高い初日であった。ゲネプロの課題がほぼ解消されていたからであるし、お客様がとても好意的な反応をしてくださった様に感じられたからである。

  本編が終わるや否や、客席を飛び出して舞台袖へ。いつもの様に、大切なゲストを紹介する大役があったからである。で、舞台袖でワイルドホーンさんと、ひと月ちょっとぶりの再会。そして、ジャック・マーフィさんとはこれが初対面。
  ワイルドホーンさんは開口一番、
  「プレビューやってないんだよね?  1回目なんだよね?」
  私「もちろん、そうです」
  何故そんな話をしているのか、については、2012年の『ジキルハイド』初日にワイルドホーンさんと私の間で交わされた会話をご参照いただきたい(それはこちら)。

  終演後、緞帳を下ろした舞台で、キャスト&関係者一同で初日の乾杯。ワイルドホーンさんもマーフィさんも、私たちのヴァージョンをとても喜んでくださった。肩の荷が下りた瞬間であった。
  更にその後、ワイルドホーンさん、マーフィさんを囲んで、プロデュース・チームの皆さんと祝杯を挙げる。今夜は色々なことを話した。ビートルズのことや日本文化のこと、ミュージカルになりそうな題材についてや、未来の共同作業のこと……。

  明日はもう1人のルイザ、彩吹真央さんが初日を迎える。今日と同様に素晴らしい初日になります様に。そして夜の部はトーク・ショー。

  ……気が重くなった来た。

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月6日(金)

  舞台稽古3日目。

  午前中は各セクションの直し。お昼から舞台稽古の続き、2幕4場からラストまで。その後、時間を奪い合う様にして各セクションの直し作業。そしてゲネプロ。
  ゲネプロはテクニカル面での積み残しが少なくなく、明日もう一度時間をかけて調整しなければならない箇所続出である。が、稽古場で積み重ねてきた部分=ドラマ自体はとても良い流れであった。見応えのある、悪くない仕上がりだと思う。
 
  明日は初日。公演は夜なので、それまでの時間を使ってできる限りのことをするつもり。そしてお知らせ。明日はフランク・ワイルドホーンさんとジャック・マーフィさんがご来場!

  ……の予定。

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『モンテ・クリスト伯』通信 あ、今日もミニ?

12月5日(木)

 舞台稽古2日目。午前中はテクニカル・リハーサル。午後から舞台稽古。昨日の続きで、1幕7場から2幕3場まで。予定よりちょっと手間取る。でも、良い感じ、である。キャストの皆さんと各セクションの奮闘に心より感謝。

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『モンテ・クリスト伯』通信 今日は予定通りのミニ

12月4日(水)

 朝から道具調べ・照明合わせの続き。サウンド・チェック、テクニカル・リハーサルなどを途中に挟んだ後、17時よりオーケストラとキャストでサウンド・チェック。ナンバー何曲かをあたる。その後、舞台監督の北條さんによる舞台上・舞台裏のガイド・ツアー。終了後、舞台稽古スタート。プロローグより、今日は1幕6場まで。舞台稽古を終えた後、道具調べ・照明合わせの続き。深夜まで。

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『モンテ・クリスト伯』通信 早くもミニ

12月3日(火)

  午前中はフォーカス合わせの続き、そして各セクションの調整。午後から道具調べ・照明合わせ。夕方からオケのサウンド・チェックも同時進行となり、賑やかなこと!

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月2日(月)

 日生劇場へ。

 今年は1月の日生劇場『シラノ』から始まり、そして『モンテ・クリスト伯』で終わる。日生劇場の皆さん、お世話になりました。

 今日は終日スタッフ・ワークである。稽古はない。
 朝から各セクションの仕込み作業、昨日の続き。照明バトンや文字幕のタッパを決めた後、午後は照明のフォーカス作業。途中で音響や映像の調整作業なども挟み、並行できる作業は同時進行し、今日1日を終えた。

 『モンテ・クリスト伯』は、日生劇場にはとても良く合っている。
  日生劇場を想定してデザインされたのだから当然と言えば当然だが、作品のスケール、華やかさ、スタイリッシュさ……、どこをとってもピッタリだと思う。

 明日も終日スタッフ・ワーク。

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月1日(日)

  オケで通し稽古、2回目。

  10月15日の歌稽古から始まった『モンテ・クリスト伯』の稽古も、本日で全行程を終了。後は日生劇場に場所を移し、最後の仕上げを残すのみである。

  昨日も今日も、『モンテ・クリスト伯』は日々進化し続けている。新作のオープニングに向けての稽古ではいつでもそうだが、毎日、新しい何かが発見され、毎日、上手く行っていない部分も同様に発見される。
  なぜ上手く行かないのか、その原因も解決方法も五里霧中であることもしょっちゅうだが、いとも容易く解決策が見つかることもまたしょっちゅうである。

  芝居作りは奥が深いなあ。

  稽古終了後、仕込みの始まっている日生劇場に顔を出す。
  舞台では床敷きと吊り物類の仕事が一段落し、上下(かみしも)に1台ずつある可動ワゴンの駆動部分を調整する作業が行われていた。今日の終わりまでにはもう少し大道具類が立て込まれるだろう。それとも明日か?

  劇場を後にして、『クリコレ』の音楽打ち合わせへ。

  『クリコレ』の音楽監督は『モンテ・クリスト伯』に引き続き八幡茂さんである。歌唱指導は山口正義さん、稽古ピアノは國井雅美さんと宇賀村直佳さんである。今日は更に、音響デザイナーの碓氷健司さん、それにオブザーバーとして宇賀神典子さんも参加してくださった。で、現在までに決まっている楽曲の譜面をひと通りチェック。

  取り上げられる楽曲は30曲前後に落ち着きそうであるが、となると、上演時間は(幕間休憩を含めて)2時間30分には収まらないかもしれない。

  多分超えるだろう。

  確実に超えるね。

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『モンテ・クリスト伯』通信

11月30日(土)

 オケで通し稽古、1回目。

 当たり前のことなのだが、稽古場には舞台美術はない。照明もなければ、衣裳も着用していないし、ヘアもメイクもない。
 それぞれの代用品はもちろん用意されるが、稽古場では、上記の「劇場に行かないと揃わない色々なもの」を頭の中で想像しながら「目の前で起こっていること」を観ることになる。
 しかしこの「脳内補完をしながら稽古を観る」のは結構楽しい。オーケストラが入って、それも通し稽古ともなれば、その楽しさは一入(ひとしお)である。

  それは、幼稚園や小学校低学年の頃に、何かの「ごっこ遊び」に夢中になっていた時に感じていたのと、恐らくは同じ楽しさである。何しろ脳内のことなので、イメージが裏切られると言うことがそもそも無いのがまた嬉しい。
  後は、実際の舞台をどうやってこれに近付けるか、であるが。

 明日から12月。日生劇場では仕込み作業が始まる。そして稽古場はついに最終日。

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