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『モンテ・クリスト伯』通信

10月29日(火)

 今日も歌稽古。

 3人の敵役、モンデゴ(岡本健一さん)、ダングラール(坂元健児さん)、そしてヴィルフォール(石川禅さん)から。

 モンデゴは、エドモン・ダンテス(石丸幹二さん)の婚約者であるメルセデス(花總まりさん)の従兄弟だが、メルセデスに横恋慕している。ダングラールはエドモンの船乗り仲間だが、自分が船長になるためにはエドモンが邪魔である。
 で、この2人が「エドモンが航海中に託された手紙の存在を利用して、無実の罪をエドモンに着せて邪魔者を消し去ろう」と企てたことがドラマの発端。

 一方、ヴィルフォールはマルセイユの地方検事である。
 モンデゴとダングラールの企てにより逮捕されたエドモンを裁くことになるのだが、エドモンが所持していた手紙が自分の人生を破滅させる物であることを知り、その手紙の存在自体を闇に葬り去ろうと思いつく。そのためにはエドモンが邪魔である。

 で、エドモン・ダンテスは身に覚えのない罪で、マルセイユ沖の小島に築かれたかつての要塞、今は監獄となっているシャトー・ディフに収監されることになる。

 3人に続いてコーラスの歌稽古。

 『モンテ・クリスト伯』のコーラスは、幕開きの荘厳な合唱曲(しかもラテン語!)から、海賊たちの躍動的なナンバー、ローマのカーニバル、そして貴族たちのコーラスなどなど、いつになくバラエティに富んでいる。
  そのそれぞれを、階級やキャラクター、シチュエーションに応じて歌い分けなければならないのだが、それは易しいことではないだろう。まもなく始まる立ち稽古の中で、そう言った課題もひとつずつ消化して行きたい。

  と言う訳で、明日はステージング。
 

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