『モンテ・クリスト伯』通信
10月26日(土)
ジェイソン・ハウランドさんによる歌稽古、最終日。
一番手は岡本健一さんと坂元健児さん。2人が歌い難そうだと見て取ると、その場でメロディ・ラインが変更される。坂元さんが高い音が得意なことが分かると、すかさずより高い所を歌う様に指示が出る。
続いてジェイミー夏樹さん。舞台経験の多くないジェイミーさんには、ゆっくりと丁寧に、緊張の糸を少しずつほぐすようにアドヴァイス。ワイルドホーンさんも「どのような気持ちで歌うナンバーなのか」など、作者ならではの視点でヒントをくださる。
最後に花總まりさん。花總さんには1曲1曲の歌い方もさりながら、ワイルドホーンさんの楽曲を歌う時に必要となる基本的なスキルを徹底的に。
歌稽古を終えて、最後にワイルドホーンさん、音楽監督の八幡さん、そして私でミーティング。これから先、稽古を進めていく上での注意点、確認事項などを意見交換。
とにかく、収穫の実に多い4日間であった。
ワイルドホーンさんとは12月までしばしのお別れである。この4日間で受け取った『モンテ・クリスト伯』に込められたワイルドホーンさんの思いを、初日までにしっかりと形にして行きたい。
ミーティングを終えて衣裳打ち合わせ。
『モンテ・クリスト伯』の衣裳デザイナーは、『エニシング・ゴーズ』に引き続き前田文子さんである。舞台監督の北條さん、ヘアメイク・デザイナーの林みゆきさんにも立ち会っていただいて、前田さんが描かれたデザイン画を見ながら方向性を確認。
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