『その場しのぎの男たち』通信
9月7日(土)
劇団東京ヴォードヴィルショーさんのオフィスへ。『その場しのぎの男たち』の衣裳と舞台美術の打ち合わせ。
『その場しのぎの男たち』は、三谷幸喜の脚本、滝大作さんの演出で、劇団の第47回公演として1992年に初演されたコメディである。好評を博した同作は1994年に再演された。
それから約10年後、2003年から2004年にかけて「劇団創立30周年記念興行」と銘打った再演が行われ、その時から本作の演出を私が受け持つことになった。
そして、それからまた10年、「劇団創立40周年記念興行」の第4弾として、男たちが帰って来た。
と言う訳で、まずは衣裳の打ち合わせ。
今回の再演は、前回(10年前)のヴァージョンに準じることに決めた。理由は「そのヴァージョンがとても良い仕上がりだった」と関係者一同が(特に私が)思っているからである。
なので衣裳のプランも前回に準じることになる。そもそも衣裳と言っても、実在する明治の政治家たちの話なので、着る物も自ずと決まって来るのであるが。
とは言っても、衣裳の担当者が変わるので、打ち合わせはやはり必要である。今回、衣裳を担当してくださるのは牧野純子さん。キャストにもスタッフにも前回の経験者が大勢残っている環境でやり難いかもしれないが、どうぞよろしくお願いいたします。
続いて舞台美術の打ち合わせ。
美術デザイナーは石井強司さんで、こちらは前回と変わらない。が、舞台監督さんが変わった。今回の舞台監督は、昨年の『竜馬の妻とその夫と愛人』に続いて相川聡さんである。
美術は、デザインは前回を踏襲するが、コントラストなど、色を若干微調整をすることで石井さんと意見が一致。衣裳も舞台美術も、予定よりかなり早い時間で、さっさと打ち合わせを終えた。
『その場しのぎの男たち』は、下北沢の本多劇場で10月18日(金)に初日を迎える。お楽しみに。
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