『エニシング・ゴーズ』通信
9月6日(金)
稽古前に東宝の社内誌「宝苑(ほうえん)」のインタビュー。今回は『エニシング・ゴーズ』の4名の振付家の皆さんと。
社内誌なので、残念ながら広く世間の目に触れることはないが、皆さんの意気込みや仕事のスタンスなどを聞くことができて、私的にはとても楽しい時間であった。
インタビューを終えて稽古場へ。今日は顔寄せである。
まず初めに東宝の池田取締役がご挨拶。「『エニシング・ゴーズ』が初演された年(1934年)は東京宝塚劇場が開場した年(昭和9年)である」と言うお話をされ、思わず目から鱗が落ちる。
続いて、担当プロデューサーの岡本さんが、スタッフ、キャスト、そして公演関係者の皆さんをご紹介。そして、僭越ながら私も一言、抱負の様なものを述べる。
顔寄せの後は歌入り読み合わせ。
全キャストが揃い、ミュージカル・ナンバーも全て込みで、全編を一気に読み合わせた。とにかく楽しい、抱腹絶倒の2時間10分であった(途中休憩とカーテン・コールは含まない)。
今後、動きがついた時に、この時間からどの程度変化するのか(延びるのか、はたまた縮むのか?)。今はまだ分からない。が、願わくば、延びても数分であってくれると嬉しい。
読み合わせを終えて、1幕5場の冒頭にあるナンバー「港ではレディ・フェア“There’ll Always Be A Lady Fair”」をステージング。更にその後、タップのステップ、と言うかルーティーンのワークショップ。
このワークショップは、1幕の幕切れを飾るナンバー「エニシング・ゴーズ」に必要となるステップを、実際の振り付けに先立って習熟して貰うためのもの。でも、どうせ習熟して貰うのなら、本編に出て来るステップを習熟して貰うのが一石二鳥である。
と言うことで、結構入念、且つ具体的なワークショップとなった。
これだけ大掛かりなタップのナンバーは、近年ではちょっと他に例がないだろうと思う。このナンバーを観るだけでも『エニシング・ゴーズ』を観る価値はある、と私は思う。
明日は稽古OFF。溜め込んでいる先々の仕事を片付けなきゃ。
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コメント
お久です。タップシーンの行を読んで、思わず出てきました。ボクはまだ未見なんですが、昨年、サットン・フォスターさんの来日公演で、ちょっと、そのシーン見た記憶があります。一応、東京・大阪のチケット確保しました。非常に楽しみです。
投稿: new(^^)/ | 2013年9月 7日 (土) 06時14分