『エニシング・ゴーズ』通信
9月5日(木)
立ち稽古。1幕3場の後半。のち、1幕2場のおさらい。のち、1幕4場。
1幕3場は、無事に出港したS.S.アメリカン号のデッキ(甲板)が舞台。昨日手を付けた前半ではビリーとリノのストーリーが展開し、今日のメニューである後半ではビリーとホープ・ハーコート(すみれさん)、そしてイヴリン・オークリー伯爵(吉野圭吾さん)のストーリーが展開する。
ミュージカル・ナンバーは、前半にはリノとビリーの「ユー・アー・ザ・トップ」があり、後半にはビリーとホープの「愛さずにいられない“Easy to Love”」がある。
まず、ビリー、ホープ、イヴリンの芝居部分を作り、そののち、「愛さずにいられない」を振り付け。
軽快な「ユー・アー・ザ・トップ」とは打って変わって、こちらはしっとりとした、ロマンティックなナンバーである。お互いに好意を抱いていながらも、それをストレートに出すことのできない心の揺れが瑞々しい。振付は佐々木有子さん&信彦さんである。
そして1幕2場をおさらい。昨日の「超」ざっくりとした段取りを、「やや」ざっくりとした辺りまで整理整頓。
そののち、昨日未完に終わったナンバー「ボン・ヴォヤージュ」のステージングに再トライ。新たなコンセプトで前半部分を試験的に作り、上手行きそうな好感触を得る。
そして1幕4場を作る。1幕4場は、ホイットニーの1等船室とムーンフェイスの3等船室、2つの船室が並んでいる場面。
片やホイットニーは、ホープの母親、イヴァンジェリン・ハーコート(保坂知寿さん)を夕食に招き、その来室を今か今かと待ち兼ねている。他方、ムーンフェイス・マーティン(鹿賀丈史さん)の部屋にはビリーが転がり込み、青春の悩みを打ち明ける。ムーンフェイスは一肌脱ぐことにして……。
1幕4場にはミュージカル・ナンバーは無く、2つの部屋を行き来しながら愉快な場面が展開する。
明日より帝劇の稽古場に移動。そして顔寄せである。
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コメント
こんばんは!初めてメールさせて頂きます。 毎日山田さんのブログを見て 早く舞台を観に行きたい気持ちにかられています。今からワクワクです(*^m^*)
投稿: てる | 2013年9月 6日 (金) 01時21分