『エニシング・ゴーズ』通信
9月20日(金)
朝から衣裳合わせ。
『エニシング・ゴーズ』の衣裳デザイナーは前田文子さん。今日と明日で、まずはアンサンブルの皆さんの衣裳を合わせる。
舞台となるのは大西洋航路の豪華客船、時代は1930年代中頃である。登場する衣裳も自ずとアール・デコ・スタイルの物が多くなる。
女性の皆さんは、並行してウィッグ(かつら)の合わせも。こちらも、ボブやウェイビーなショートなど、トーキー初期のハリウッド・スターの様なイメージで楽しい。ヘアメイク・デザイナーは富岡克之さんである。
稽古はおさらいから。
初めに「フレンドシップ」をさらい、続いて2幕2場、3場、4場をさらう。そしてその後、2幕5場を新たに作る。
2幕5場は『エニシング・ゴーズ』の最終場面である。色々あってもつれにもつれた愛情の糸を、果たしてビリーは解くことができるのか? リノに幸せは訪れるのか? そしてムーンフェイスはどうなる?
何はともあれ、これでひと通り、全場面に手を付けた。と言っても、それはあくまでも芝居部分だけのことで、まだ振り付けが終わっていないナンバーが幾つかある。
が、これでキャスト(そしてスタッフ)の皆さんは全体像を把握することができただろう。あとは、出来る限り速やかに、未着手な部分に手を付けたい。
全体稽古を終えた後、昼公演を終えた帝劇の舞台をお借りして、ある場面のシミュレーション。
劇場入りする前にこう言う作業をさせてもらえると、舞台稽古の効率が格段に上がる。舞台稽古では、「時」はまさしく「金」なので。
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コメント
お元気ですか、ずっとすごいなぁと観ていました。
私は中学の数学を30年近く教え、主人の母の介護で今小金井の学芸大の横で暮らしています。
舞台楽しみにしています。
投稿: 小久保智津子 | 2013年9月21日 (土) 11時07分
「劇団いよいよ」の時以来、ご活躍をひそかに拝見しております。
投稿: 齋藤旬子 | 2013年11月12日 (火) 23時13分