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『エニシング・ゴーズ』通信

8月21日(水)

  本日も歌稽古。

  まずは昨日に引き続き瀬奈さん。昨日の曲をさらい、更に残りの2曲を当たる。
  タイトル・ナンバーである「エニシング・ゴーズ」は、1幕の幕切れを飾る大プロダクション・ナンバーであるが、一昨日の日記にもリンクを張らせていただいた通り、既に瀬奈さんはこのナンバーを製作発表で披露されている。更にそれに先立ち『ALive Final』でも歌われた。
  既に何度となく歌い込んでいるので、それ以外のナンバーと比べると、このナンバーの仕上がりがさすがに早い。

  次に登場したのは吉野圭吾さん。吉野さんは大金持ちのイギリス貴族、イヴリン・オークリー伯爵を演じる。
  オークリー伯爵はアメリカの令嬢、ホープ・ハ―コートと婚約中。ニューヨークからロンドンに向かう豪華客船S.S.アメリカン号の船上で結婚式を挙げることになっている。が、伯爵には誰も知らない重大な秘密があり……。
  その重大な秘密にまつわるナンバーが「僕の中のジプシー」である。
  吉野さんは、いつも歌稽古の1回目では音を取るまでに四苦八苦される。今日も例外ではなかった。だが吉野さんは、2回目までには確実に音を自分の物にしていらっしゃる。その変貌ぶりが素晴らしい。

  最後に登場したのは鹿賀丈史さん。鹿賀さんは、指名手配されているそれほど大物ではないギャング、ムーンフェイス・マーティンを演じる。
  鹿賀さんには、瀬奈さんとのデュエットが楽しい「フレンドシップ」、そして、過ごしてきた人生が有無を言わせぬ説得力を感じさせる「青い鳥の様に」などのナンバーがある。
  それにしても、鹿賀さんが力を抜いて歌うコール・ポーターは素晴らしい。正にnice and easyである。

  ところで、始まったばかりの『エニシング・ゴーズ』通信であるが、所用のため私が稽古場を離れなければならないので、明日から数日間のお休みをいただく。

  楽しみにしてくださっている皆さん、ごめんなさい。

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