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『モンテ・クリスト伯』通信 そして『エニシング・ゴーズ』通信

8月30日(金)

  午前中は『モンテ・クリスト伯』の舞台美術打ち合わせ。

  前回の打ち合わせ(7/26)に基づいて、美術デザイナーの二村さんが少し具体的になったエレベーションと平面図を用意して来てくださった。それを元に、場面毎の舞台の使い方、デザイナーの意図、演出上の要望……などなどを意見交換。それぞれが宿題を持ち帰って、更にまた次回。

  午後は『モンテ・クリスト伯』の台本/スコア打ち合わせ。

  ミュージカル『モンテ・クリスト伯』は、2009年の3月にスイスのザンクト・ガレンで初演された。2010年には韓国のソウルに上陸し、再演を繰り返すヒット作となった。そして、それらに続くのが我々の『モンテ・クリスト伯』である。
  ザンクト・ガレン版とソウル版とでは、実は台本と音楽の行き方に若干の違いがある。もちろん後から上演された「ソウル版」が「ザンクト・ガレン版」に手を入れているのだが、では我々は「ソウル版」に準じるのか。今日の打合せのテーマはそれであった。

  今日は岡本プロデューサー立ち合いのもと、音楽監督の八幡茂さん、翻訳・訳詞の竜真知子さん、それに私が顔を合わせ、台本とスコアを1ページずつ追いかけながら「我々のヴァージョン」がどうあるべきかを意見交換した。
  結論としては、概ねは「改良版」であるソウル版に準じるが、幾つかの部分でザンクト・ガレン版を採用する、と言う方向性に落ち着いた。第3のヴァージョンとなる日本版『モンテ・クリスト伯』にご期待いただきたい。

  さて。

  打ち合わせを終えて、『エニシング・ゴーズ』の歌稽古へ。

  今日も昼過ぎから歌稽古が行われていたのだが、私が顔を出した時には玉置成実さんが稽古中であった。玉置さんはギャングのキュートでセクシーな情婦・アーマを演じる。
  玉置さんとは、私は今回が初めてのお仕事である。『スウィート・チャリティ』のタイトル・ロールでミュージカル・デビューされたのが2006年のことなので、もう大ベテランなのだ、と勝手に思い込んでいたのだが……あの時、玉置さんはまだ10代だったのであった。

  びっくり、である。

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