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『王様と私』通信

6月26日(水)

  立ち稽古。2幕2場と2幕5場B。その後、1幕4場の後半をおさらい。

  (6月23日よりつづく)『ウエストサイド物語』や『キャンディード』でお馴染みのレナード・バーンスタインは1918年生まれ。1953年当時はまだ30代の半ばである。一方『エニシング・ゴーズ』や『キス・ミー、ケイト』のコール・ポーターは1891年生まれ。既に60代に入り、キャリアの最晩年であった。
   コール・ポーターの世代が最後の輝きを見せ、バーンスタインら新しい世代が台頭する。『王様と私』が初演された当時のブロードウェイは、つまりそんな時代だったのである。

  リチャード・ロジャースは1902年生まれ、オスカー・ハマースタインⅡ世は1895年の生まれである。『王様と私』発表当時はロジャースが48歳、ハマースタインが55歳。脂の乗り切った年齢だったと言えるだろう。
  因みに、『ガイズ&ドールズ』のフランク・レッサーは1910年の生まれ。ロジャースとバーンスタインの、ちょうど間に挟まれた世代だと言うことになる。(つづく)

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