『王様と私』通信
6月24日(月)
立ち稽古は2幕に入る。2幕1場と4場を稽古。
2幕1場は、イギリスからの訪問者、エドワード・ラムゼイ卿の一行を迎えることになったシャムの人々の泥縄的な対応ぶりと、ラムゼイ卿に対する王様の些か過剰な自意識が描かれるユーモラスな場面である。
ラムゼイ卿を演じるのは、昨年に引き続き橋爪淳さんである。エネルギッシュな松平健さんの王様とは好対照な、エレガントな英国紳士ぶりが楽しい。そして、慣れない西洋スタイルでの応接に四苦八苦する磯辺勉さんの総理大臣も微笑ましい。
そして4場。ここには『王様と私』最大のヒット・ナンバー「Shall We Dance?」がある。
幕開きから、事ある毎に対立して来た王様とアンナ。その2人が、それまでの因縁を乗り越えて通じ合うナンバーが「Shall We Dance?」である。稽古の1回目から、松平さんも紫吹さんも、1年のブランクを感じさせない素敵な「Shall We Dance?」であった。
但し、物語はこのままハッピーエンドでは終わらない。2人のダンスを邪魔するかの様に、王様のもとにある報告がもたらされる……。
今日も盛り沢山な1日であった。なので明日は稽古OFF。『ALive Final』のことをするつもり。
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