『王様と私』通信
6月19日(水)
1幕5場を立ち稽古。その後、2幕3場の劇中劇「トーマス伯父さんの小さな家」を稽古。
1幕5場はアンナの私室が舞台。ここには、アンナと王様との対立がいよいよ抜き差しならない所まで来て、アンナの怒りが炸裂するナンバー「Shall I Tell You What I Think of You」がある。
このナンバーは通称「カエル」と呼ばれていて、それは歌詞の一節に「シャムのお辞儀は地べたに這いつくばってまるでカエルみたいだ」と言う部分があるからなのだが、そう言えばこのナンバーの正式な題名は何だったっけ? と言う話に今日たまたまなった。
で、改めて題名を確認したところ、正式な題名は「Shall I Tell You What I Think of You」だったのであった。そうだったのか。
「トーマス伯父さんの小さな家」は『王様と私』のハイライトとも言うべきダンス・ナンバーである。
オリジナルの振付は『ウェストサイド物語』や『屋根の上のヴァイオリン弾き』などを手掛けた才人、ジェローム・ロビンズで、その振りを元にして、日本版振付の真島茂樹さんがこのナンバーをリクリエイトしている。
真島さんご自身は、今回も劇中のキャラクター、サイモン王を演じる。と言うか、踊る。サイモン王は終始仮面を被っているので、真島さんのご尊顔を拝むことができるのは前回同様カーテン・コールだけである。マジー・ファンの皆さん、悪しからず。
今日も順調にメニューを消化して稽古は終了。雨が酷くならなくて良かった。
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