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2013年5月の記事

『Wildhorn Melodies』通信

5月30日(木)

  音楽稽古。

  まずは鹿賀丈史さんと濱田めぐみさん。鹿賀さんは『シラノ』『ジキルハイド』のナンバーを歌われる。濱田さんとのデュエットもあるのだが、お2人が「罪な遊戯(あそび)」をデュエットされることは公式ページでも触れられているから、ここに記しても叱られないだろう。
  お2人とも『ジキルハイド』の出演者なのでつい錯覚してしまうのだが、お2人は『ジキルハイド』では共演されていない。なので、このお2人の「罪な遊戯」は本邦初公開である。

  やがてコーラスの皆さんが登場。鹿賀さん、濱田さんとのナンバーを合わせる。そして田代万里生さんが登場。コーラスの皆さんと合わせる。更に安蘭けいさんが登場。コーラスの皆さんと合わせる。その後、安蘭さんのソロ・ナンバーを当たる。
  安蘭さんも全部で7曲を歌われる。「待ってました!」と言うお馴染みのナンバーもあれば、今回初挑戦となる楽曲もある。どの楽曲も安蘭さんらしいし、同時に実にワイルドホーンさんらしい。

  話は変わるが、稽古ピアノの國井さんと指揮の塩田さんの稽古場でのやり取りは、傍で聞いていると笑いを堪えることが非常に難しい。お2人ともせっかちで、人の話を半分も聞いていないからであるが、特に國井さんは、ご本人は至って真剣に発言されているのでおかしさ倍増である。
  國井さんの今日の忘れられない発言。

  「先生っ!  愛はどこですかっ!?」

  その様に聞こえたのだが、正しくは「(譜面上のアルファベット記号を探しながら)先生、I はどこですか?」であった。ここでの先生は塩田さんのことであるが、でも、どうしても「愛の在り処を知りたくて必至で先生に縋りつく女子」の発言にしか聞こえなかったのである。

  明日もお2人のやり取りが楽しみでならない。

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『Wildhorn Melodies』通信

5月29日(水)

  『ildhorn elodies』の稽古場へ。

  音楽監督・指揮の塩田さんが大阪のお仕事から戻られた。私も今日からは『ildhorn elodies』態勢である。

  今日、明日、明後日は音楽稽古。塩田さんとキャストの皆さんとで、音楽的な約束事や解釈、歌い方などなどを更に深く掘り下げて行く。
  今日の1番手は石丸幹二さん。塩田さんと石丸さんとで意見交換しながら、稽古ピアノの國井雅美さん、種田久美子さんの伴奏で、全曲をひと通り当たる。
  石丸さんは全部で7曲を歌われる。お馴染みのナンバーもあるし、新鮮なナンバーもある。12月に日生劇場で日本初演される『モンテ・クリスト伯』からのナンバー「あの日の私」も本邦初公開。どうぞお楽しみに。

  石丸さんに続いてコーラスの皆さんの音楽稽古。「コーラス」とひと括りにしてしまうには余りに勿体ない、大変贅沢な顔触れである。
  ご紹介しておくと、飯野めぐみさん、池谷京子さん、大谷美智浩さん、小野田龍之介さん、松原剛志さん、未来優希さんの6名。ミュージカルの世界では全員が押しも押されもせぬ精鋭たちである。
  コーラスがメインとなる4曲をまず当たり、その内の1曲をステージング。ステージングが付くと本公演が無性に懐かしい。もう1度観たくなる。「観たくなる」と言うより「やりたくなる」が、より心情に近いかも知れないが。

  今日から千穐楽まで、『ildhorn elodies』通信は毎日更新の予定である。短期間ではあるが、どうぞよろしくお付き合いください。

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第38回 菊田一夫演劇賞 授賞式

5月22日(水)

  パレスホテル東京へ。菊田一夫演劇賞の授賞式。

  菊田一夫演劇賞の授賞式には毎年顔を出すことにしている。私自身が過去の受賞者のひとりだからでもあるが、この賞がショー・ビジネス(商業劇場の大衆性を備えた演劇)を選考の対象にしている数少ない演劇賞だからであることが大きな理由である。何しろ、ショー・ビジネスは私のホーム・グラウンドだ、と思い込んでいるもので。
  今年の受賞者についてはこちらをご覧いただきたいのだが、現在『イルドホーン・ロディーズ』でご一緒している安蘭けいさん、そして『エニシング・ゴーズ』の舞台美術をお願いしている松井るみさんに、折角なので「おめでとう」を言わせていただいた。お2人以外の受賞者の皆さんもご受賞おめでとうございます。

  これからも菊田一夫演劇賞が、末長く日本のショー・ビジネス界の発展に寄与されることを念じている。

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日本大学芸術学部演劇学科 舞台総合実習

  4月15日の日記で触れた、日本大学芸術学部演劇学科の実習発表の詳細が発表になっている。
  6月14日~16日の3日間、東京・江古田の学部中ホールでの発表である。

  取り上げる作品はニール・サイモンの『噂~ファルス~』で、日本では『ルーマーズ』のタイトルでも知られているコメディである。
  ファルスとは「笑劇」と訳されることが多いが、いうなれば「大ドタバタ・コメディ」である。優れた人間観察に基づくほろ苦いコメディが多いニール・サイモン作品の中では異色作と言えよう。

  入場は無料だが、観劇の際は予約が必要となる。詳細と合わせてこちらのページからどうぞ。

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瀬奈じゅんさんのコンサート

  既にご存知の方も多いと思われるが、一昨年の『ALive Ⅱ~Handsome Woman~』に続いて、瀬奈じゅんさんのコンサートをお手伝いさせていただくことになった。『ALive Final~Handsome Woman~』である。

  詳細はオフィシャル・ページをどうぞ。

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『Wildhorn Melodies』通信

5月16日(木)

  ミュージカル・コンサート『ildhorn elodies」の稽古が始まっている。

  『ildhornelodies』は、作曲家フランク・ワイルドホーンさんが手がけた数々のミュージカルの中から、素敵なミュージカル・ナンバーを選りすぐってお届けしようと言う、ワイルドホーン・マニアなら垂涎必至の、夢の様なコンサートである。

  キャスト・メンバーは、鹿賀丈史さん、石丸幹二さん、安蘭けいさん、濱田めぐみさん、田代万里生さんの、ワイルドホーン・ミュージカル経験者の5名。この5名に、実力派のコーラス6名と、21名のオーケストラが加わる。音楽監督・指揮は塩田明弘さんである。
  2日間、3ステージの公演なのであまり凝ったことはできないが、最高の音楽を最強の布陣でお届けすることができるのは、私たちにとっても大きな喜びである。

  皆さん、どうぞお誘い合わせの上、Bunkamuraオーチャードホールへお運びください。6月5日と6日の2日間です。

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