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『ウェディング・シンガー』通信

2月6日(水)

  振り付けと立ち稽古。

  振り付けは「ひとり」と「金のすべて」。立ち稽古では1幕6場、7場、2幕2場、そして2幕5場の前半を当たる。

  今回の再演では、ニュー・キャストが加わったこともあって新しいアプローチを色々な所で試みている。今日も1幕6場の「ロビーのアパート」の場面で、ロビー、サミー、ジョージの遣り取りを今までとは異なるアプローチで試してみた。3人の大熱演に触れて、稽古場なのにスタンディング・オペ―ションが巻き起こる。
  或いは、続く1幕7場、ロビーが披露宴のMCで大失態を演じる場面。台詞もやっていることも初演、再演と変わらないのだが、ロビーのメンタリティが(それは演じる井上芳雄さんのメンタリティな訳だが)今までとは大きく変わった。具体的には、よりシニカルになっている。結果として現実感が大きく増した。

  目に見える大きな変化、変更ではないのだが、今回の『ウェディング・シンガー』は様々な部分で再々演に相応しい進化を遂げているのである。

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