『ウェディング・シンガー』通信
2月15日(金)
1幕に戻る。
場面毎に細部を練り上げて行く稽古から、流れや繋がりやスピード感を重視する稽古に移行してきている。流れやスピードの中で、改めて細部の課題も見えて来るのである。
2幕の終わりまで稽古して、それぞれのキャラクターがどこをどう通ってどこにゴールするのかを理解した所で、改めてスタートラインに立つ。これからは、できるだけ本番のレースに近い形でゴールを目指すことが大切になる。
公式ブログのカウントダウンは初日まであと2週間だと告げている。この時期にこのクォリティで稽古できていると言うことは極めて異例なことである。しかも「再々演だから」と言って「今までをなぞる様な稽古」は誰もしていない。このカンパニーが素晴らしいのはそう言う部分である。
舞台に対する真摯な姿勢。遊び心と圧倒的な乗りの良さ。その両方が『ウェディング・シンガー』の稽古場の独特な空気の正体なのだと思う。
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