『ウェディング・シンガー』通信
1月18日(金)
『ウェディング・シンガー』の稽古が始まった。
ブロードウェイ・ミュージカル『ウェディング・シンガー』は、2006年4月27日にニューヨークのアル・ハーシュフェルド劇場で開幕した文句なしに楽しいミュージカル・コメディである。日本では2008年2月に東京の日生劇場で初演され、2011年の3月にはシアタークリエに劇場を移して再演された。今回が3演目と言うことになる。
ミュージカルが原作としているのは1998年に公開された同名の映画である。映画ではロビーをアダム・サンドラーが、ジュリアをドリュー・バリモアが演じた。映画版はミュージカルではないが、ミュージカル版とは違った楽しさに満ちている。見比べてみるのも一興だろう。
稽古初日の今日はアンサンブルの皆さんの歌稽古から。全キャストが初演から続投した前回の再演(但し人数は少なくなった)と違って、今回は何人かのキャストが入れ替わる(但し人数は変わらない)。アンサンブルさんにも何人かのニュー・キャストが加わった。
他の仕事があったり、流行中のインフルエンザに罹患したりして、今日はまだ全員が揃わないが、2月は短い。不在の人は置き去りにしてどんどん先に行くことにした。ショー・ビジネスの世界は厳しい世界なのである。
続いて高橋愛さんの歌稽古。愛ちゃんはヒロインのジュリアを演じる。今回の再演ではメイン・キャストの何人かも入れ替わったが、愛ちゃんもニュー・キャストのひとりである。
ご承知の通り、愛ちゃんは元モーニング娘のメンバーで、2011年の『ダンス オブ ヴァンパイア』でサラを演じたのは記憶に新しい。元々ミュージカルが大好きで、「客席から観ていた憧れの人たちと舞台に立てるのが夢の様だ」と『ウェディング・シンガー』の製作発表でも発言していた。 夢を叶えた愛ちゃんはどんなジュリアになるだろう。
『ウェディング・シンガー』は3月1日初日。それまでのひと月ちょっと、どうぞよろしくお付き合いください。初演時には上演台本・訳詞の飯島早苗さんがご自身のブログ(顔を洗って出直します)で、稽古場風景を実に楽しくレポートしてくれていた。未読の方はぜひ覗いてみてください(飯島さん元気かなあ?)。
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