『シラノ』通信
12月10日(月)
1幕2場をおさらい。
今まで分割して稽古していた1幕2場を、ようやく繋げて稽古。
「『シラノ』は1シーン、1シーンが長い」と言う話は以前記したが、「1シーンが長い」と言うことは、「その1シーンの中に複数のエピソードが盛り込まれている」と言うことでもある。
エピソード毎に次々とシーンが変わって行くミュージカルと比べると第一印象では単調に感じるかもしれないが、その複数のエピソードが密接に、且つ重層的に絡み合って行くので、ドラマとしての奥行きは深いし、何より飽きさせない。
演じ手や作り手には、その「密接で重層的」を引き受けなければならないので、難易度の高い作品、と言うことにもなるのだが。
全体の稽古を終えた後、ロクサーヌ、そしてクリスチャンの抜き稽古。
今回はロクサーヌもクリスチャンもダブル・キャストである。そしてロクサーヌもクリスチャンも今回からの新キャストである。初演から続投するシラノに対抗するには稽古、稽古しかないであろう。
長時間の稽古、お疲れさまでした(特に私)。
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