『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』通信
11月7日(水)
越路吹雪さんが亡くなったのは1980年(昭和55年)の11月7日。今日は越路さんの命日である。
越路さんは、川崎市にある本遠寺(ほんのんじ。公式ページはこちらから)に、夫君の内藤法美(ないとう・つねみ)さんと共に眠っていらっしゃる。33回忌となる今日、キャストの皆さんとお2人のお墓をお参りさせていただいた。
向かって右側に越路さんのお墓が、その左側に内藤さんのお墓が、寄り添う様に立っている。墓前には、きっと楽屋がそうであったであろうみたいに、沢山の花が供えられていた。越路さんがお好きだったと言うコスモスの花も。
墓石の横には陶器の子犬が鎮座している。生前、越路さんを玄関で出迎えていた子犬だろうか。
越路さんのご葬儀の日は寒い日だったそうだが、今日は風も無く、良く晴れて、日向では暑く感じる位の陽気であった。
本遠寺さんには、越路さんが愛用されていた品々も収められていて、越路さんの楽屋着であった浴衣や、ご自宅に置かれていたソファなどなどを見せていただくことができた。
さて。
ご法要を終えて一同稽古場へ。1日かけて衣裳パレード。
衣裳の点数が多いことは以前触れた通りであるが、衣裳替えが多くなればなるほど、着替えのための持ち時間は反比例して少なくなる。衣裳を替えるだけでなく、時にはヘアやメイクも同時に変えなければならない(そして人格も)。これはもう運動会どころではない。戦争である。
帝劇や日生劇場などでの大型ミュージカルで、次々と衣裳を変えたキャラクターが登場することは珍しいことではないかも知れない。が、『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』の様な、出演者たった6人のプチ音楽劇でのそれは、見ようによっては大変贅沢であり、そして実にゴージャスである。
贅沢でゴージャスな体育会系音楽劇『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』(しかもバック・ステージは戦争)をお楽しみに。
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