『シラノ』通信
11月24日(土)
前半は歌稽古。
今日はまず平方さん、そして彩吹さんの歌稽古。歌の方は随分と仕上がって来ているので、歌の合間に人物像や感情の流れ、台本の解釈などについて少し話す。
『シラノ』の登場人物を演じる上で最初に注意しておくべきことは「その人物は何を知っていて何を知らないか」である。
シラノと言う男はクリスチャンにもロクサーヌにも隠し事をしている。それはとても切ない隠し事なので、心情的にはついシラノに感情移入してしまうのだが、隠し事のことを知らないクリスチャンやロクサーヌは感情移入すること無く、無邪気であったり純粋であったりし続けなければならない。つい思いやってしまいそうになるのに注意、なのである。
後半はアクションの抜き稽古。
シラノは剣の名手である。そして常に騒ぎを巻き起こす。その結果は決闘である。
『シラノ』が舞台としているのは『三銃士』と同じ17世紀中頃のパリである。男たちは喧嘩早く、名誉を守るためには剣を抜くことをためらわない。で、このブログではお馴染み、アクションの渥美博さんの出番になる。
今日はシラノと宿敵ヴァルヴェールの一戦をおさらい。詩人でもあるシラノは、この決闘を「詩を作りながら戦う」と宣言する。なので、鹿賀さんは詩を作る芝居をしながら、ミュージカルなのでその詩を歌い、そしてヴァルヴェールを剣で翻弄しなければならない。
ヴァルヴェールを演じるのは中山昇さんだが、こちらもアクションの息を合わせると同時に、音楽のタイミングも計りつつ、翻弄され続けなければならない。
本当にお疲れさまでした。
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