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『シラノ』通信

11月22日(木)

  今日も 歌稽古。

  前半はコーラス稽古。
  『シラノ』には、とにかく歌えるキャストが揃っている。これだけのメンバーが揃っていると、コーラスも、その間に挟まれるちょっとしたソロも、全てが鳥肌ものである。
  華やかな幕開きの「幕を上げろ」や男くさい「我らガスコン」「栄光に向かって」、キュートな「料理人で詩人」、ロマンティックな「パリの思い出」、そして女性コーラスが美しい「秋の日」まで、鳥肌だけでなく、ため息の連続である。
  今日はやや狭い稽古場だったせいもあって、コーラスの音圧にも圧倒された。人間の声ってすごい。

  後半はシラノ、ロクサーヌ、クリスチャンの歌稽古。
  ロクサーヌは濱田めぐみさんと彩吹真央さんのダブル・キャスト、クリスチャンは田代万里生さんと平方元基さんのダブル・キャスト。4名とも新キャストである。
  シラノとロクサーヌには「ベルジュラックの夏」「運命の人」「あの人を守って」「幸せで」と言ったナンバーがあるが、こうして並べてみると、2人が幼くして出会った時から老年を迎えるまでの軌跡が音楽で見事に表わされていることが分かる。
  シラノとクリスチャンのナンバーには「完璧な恋人」「さよならの手紙」「愛されてるのは」があり、更にロクサーヌとクリスチャンのデュエット「これが恋」があり、そして3人の「どんな日も」がある。

  『シラノ』は全編が歌で綴られるタイプのミュージカルではない。優れたミュージカルであると同時に優れた台詞劇でもある。台詞と台詞をミュージカル・ナンバーの数々が繋ぎ、膨らませ、飛翔させて行く。

  『シラノ』は本当にミュージカルらしいミュージカルだと思う。

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