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『竜馬の妻とその夫と愛人』通信

10月1日(月)

  10月に入った。立ち稽古7日目。2場の中盤を整理し、2場の前半をさらう。

  今回の『竜馬の妻とその夫と愛人』では、客席が舞台を3方向から囲むことは既に記した。
  メインの客席となるのは、ザ・スズナリの通常の客席がある方向で、なので指定席にはそちらの、階段状になったブロックの椅子席が割り当てられている。
  正面から見て舞台サイド、つまり舞台の上手(かみて)側、下手(しもて)側に設置された席は自由席で、ここからは正面ブロックからでは味わうことのできない独特なアングルからドラマを眺めることができる。下手側を「松兵衛サイド」、上手側を「虎蔵サイド」と呼ぶ。

  何故そう呼ぶのかと言えば、2場で虎蔵が登場した際に、虎蔵は上手に、松兵衛は下手に着座するからである。なので、「虎蔵サイド」から観劇すれば、虎蔵になった気分で松兵衛の狼狽する姿が眺められ、「松兵衛サイド」からは、松兵衛目線で虎蔵の良い男ぶりを鑑賞することができるのである。
  自由席はサイド・ブロックだけでなく、正面ブロックにも設定されていて、指定席エリアの前部、舞台に近い前の列がそうである。

  とにかく自由席は舞台が近い。俳優が近い。あまりの近さに赤面してしまうこと請け合いである。自由席絶賛発売中!

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