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『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』通信

10月23日(火)

  立ち稽古2日目。昨日の続き、1幕の中盤を作る。

  1幕の中盤で描かれるのは、越路さんが宝塚歌劇団を卒業しシャンソンに出会う時代のエピソードである。今日の稽古は、このブロックにある「帝劇ミュージカルス」場面の振り付けから始まった。
  帝劇ミュージカルスとは、1951年に当時帝劇の社長であった秦豊吉(はた・とよきち)氏がプロデュースした『モルガンお雪』に始まるシリーズの総称である(旧・帝劇です。念のため)。当初それらは「帝劇コミック・オペラ」と呼ばれたが、後に帝劇ミュージカルスと改称された。コミック・オペラとは、今で言えばミュージカル・コメディであろう。

  その帝劇ミュージカルスに、越路さんは乞われて何本も出演した。なので『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』にも帝劇ミュージカルスの場面が登場するのである。
  但し、『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』の出演者は、チラシやホーム・ページに出ている通り、6人のみである。当然のことながら、帝劇のショー・シーンを再現するのにも6人以内で取り組まなければならない。もっと言えば、6人のキャストの内、斉藤由貴さんは「岩谷時子さん」役しか演じないので、実際にショー・シーンに出られるのは最大5人と言うことになる。

  『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』は、そんな感じで進行して行く、笑いに満ちた音楽劇である。

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