『竜馬の妻とその夫と愛人』通信 そして『クールの誕生』紀伊國屋ホール千穐楽 でもまだ終わらないよ!
9月10日(月)
『竜馬の妻とその夫と愛人』の舞台美術打ち合わせ。前回の打ち合わせで決まった方向性で、デザイナーの石井強司さんがプランを上げてきてくださった。
三谷幸喜/作の『竜馬の妻とその夫と愛人』は、劇団東京ヴォードヴィルショーの第55回公演として2000年の10月に東京・下北沢の本多劇場で初演された。2005年には再演(第60回公演)が行われたが、舞台美術は初演のデザインを踏襲した。
更に2006年には、劇団の「若手公演」として下北沢の小劇場、ザ・スズナリで上演された。本公演に比べると舞台美術は一回りコンパクトになり、押し入れなども省かれ、よりリアルな貧乏長屋になったが、舞台美術の基本的な考え方はオリジナル通りであった。
今回は舞台美術を一新する。劇場は「若手公演」の時と同じザ・スズナリであるが、その時の美術プランは使用しないのである。と言うか、舞台の使い方を一新するので、必然的に舞台美術も一新されるのであるが。
今回は、客席が舞台を三方から囲む。貧乏長屋の間取りとしてはよりリアルなレイアウトになる、と言うことである。昔の話で恐縮だが、同じ三谷君の作品『笑の大学』と同様な舞台の使い方になるのである。
いよいよ来週から稽古が始まる。今回は「その夫」である松兵衛が綾田俊樹さんになる。新しい『竜馬の妻とその夫と愛人』をお楽しみに。
さて。
早いもので、『クールの誕生』紀伊國屋ホールも本日千穐楽。ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。
が、『クールの誕生』はまだ終わらない。渋谷のPARCO劇場に引っ越して、9月12日(水)から17日(月)まで、もうひと頑張りである。
未見の方は、ぜひご来場ください。
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