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『クールの誕生』通信

8月15日(水)

  稽古前に竜馬の妻とその夫と愛人の舞台美術打ち合わせ。

  三谷幸喜/作『竜馬の妻とその夫と愛人』は、劇団東京ヴォードヴィルショー第55回公演として2000年に初演されたコメディである。2005年に再演され、その時の巡業では遥々ニューヨークまで出向いた(その時のブログはこちら)。そして今回2度目の再演が10月18日から東京・下北沢のザ・スズナリで行われる。
  これまで舞台美術は、初演時にデザインされたものを踏襲して来た。3度目の今回はザ・スズナリだけでの上演と言うこともあって、新しい舞台美術での上演を試みることにした。で、今日はその打ち合わせであった。美術デザイナーは石井強司さんである。
  今回は舞台美術だけでなく、音楽も新しくなる。しかも生演奏である。お楽しみに。

  打ち合わせを終えて『クールの誕生』の稽古場へ。久しぶりに3場を稽古。

  ラストシーンを稽古し、1場、2場に戻って稽古し、それからの3場である。また新たな発見がある。そこら中にある。新たな発見だと思ったらただ忘れていただけだった様な事もある。稽古はだから楽しい。
  『クールの誕生』は日々姿を変えている。どんどん良い芝居になっていると思う。早く通してみたくてうずうずしている。

  稽古後はシラノの打ち合わせへ。

  『シラノ』は2009年5月に初演されたミュージカルである。それがワールド・プレミア(世界初演)であった。作者はレスリー・ブリカッスさん(脚本・作詞)とフランク・ワイルドホーンさん(音楽)。 『ジキルハイド』のコンビによるミュージカル第2作である。
  今回の再演では様々な部分を練り上げて行きたいと考えている。何しろ前回は世界初演であった。あらゆる事が手探り状態だったのである。幸い好評を博して再演の機会を得る事ができたので、この機会により洗練、熟成された舞台にしたいと思う。
  そのための、今日は音楽チームの打ち合わせであった。音楽監督の八幡茂さん、歌唱指導の林アキラさん、指揮の塩田明弘さん、演出助手の小川美也子さんが集まり、建設的に意見交換。

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