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『クールの誕生』通信

7月28日(土)

    1場の後半を立ち稽古。

    昭和30年代に製作された映画を見ていると、登場人物の誰かが常に煙草を吸っている。以前も記したクレージー・キャッツの皆さんのサラリーマン映画などでも、喫煙シーンが当たり前の様に登場する。
    煙草のパッケージに喫煙の弊害についての警告が記されるようになったのは1972年(昭和47年)のことだそうであるが、つまり、それ以前は、どこでも誰でも大人なら煙草を吸って当然な時代なのであった。

    『クールの誕生』は昭和38年のビジネスの世界が舞台なので、登場人物が煙草を吸うシーンもちょくちょく出て来る。が、これは喫煙することを肯定しているのでも奨励するものでもない。あの時代の大人たちを描こうとすれば煙草は避けて通れない、と言う話である。ご観劇の皆さんには、そのことをどうかご理解いただきたい。

    私自身は煙草をまったく吸えない。なので、どんな時に煙草を吸いたくなるのかや、吸うとどうなるのか、など、喫煙者の心理を共有することができない。登場人物に格好いい煙草の吸い方を指図することもままならないのである。

    登場人物の喫煙姿が格好良かったとしたら、それは全てキャストの皆さんの力量である。

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