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『王様と私』通信

6月13日(水)

  2幕5場A、2幕2場、1幕5場、2幕5場Bを稽古。

  ロジャース&ハマースタインのコンビ第3作『ステート・フェア』は、初めから映画のために書き下ろされた唯一のコンビ作品である。
  後に2人の作品を次々と映画化することになる20世紀フォックスが製作し、1945年8月30日に全米で公開された。監督は、後に『王様と私』を撮ることになるウォルター・ラング、振付はハーメス・パンで、主題歌の“It Might as Well be Spring”が、その年のアカデミー最優秀主題歌賞を受賞した。
  1962年には再映画化もされている。そちらの監督は、俳優としても有名なホセ・フェラー、振付はニック・キャッスルである。更に後には舞台化も行われ、1996年にはブロードウェイでも上演された。同年の5月27日にミュージック・ボックス劇場で幕を開け、110回の上演で幕を閉じている。

  他のロジャース&ハマースタイン作品がブロードウェイから映画への道を辿ったのに対して、『ステート・フェア』はその逆を行ったのであった。(つづく)

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