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『王様と私』通信

6月4日(月)

  歌稽古デー。

  リチャード・ロジャース(音楽)とオスカー・ハマースタイン2世(台本・作詞)のコンビは、ミュージカル史上最も成功したチームだろう。
  1895年生まれのハマースタインと1902年生まれのロジャースは、『オクラホマ!』(1943初演)で初めてコンビを組んだ。が、それ以前から、2人はそれぞれ売れっ子のソングライターであった。

  ロジャースは、作詞家のロレンツ・ハートと組んで(ロジャース&ハートと呼ばれる)、数々のミュージカルやヒットソングを発表していた。彼らの作品には『オン・ユア・トーズ』『パル・ジョーイ』などがあるが、1943年にハートが急逝してしまう。
  ハマースタインは、作曲家シグムンド・ロンバーグ等とオペレッタ的な作品を発表していた。が、ロジャースと出会う以前のハマースタインのキャリアで最も重要な作品は、作曲家ジェローム・カーンと組んで発表した『ショー・ボート』だろう。『ショー・ボート』は、近代的な形式を備えたミュージカルの第1号と言われている。

  リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のコンビは「ロジャース&ハマースタイン」と呼ばれ、多くの人々に愛された。2人の作品には、題名の前に「Rogers & Hammerstein’s」と言うクレジットが付けられていた。2人の名前が作品のクォリティを保障すると共に、観客動員の面でも大きく機能していたのである。(つづく)

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