『王様と私』通信
6月23日(土)
終日衣裳合わせ、ヘアメイクのレクチャー、録音、など。稽古は無し。
ロジャース&ハマースタインのコンビ第9作『シンデレラ』は、2人がテレビの為に書いた唯一の作品で、1957年3月31日のアメリカ東部時間午後8時にCBSテレビでオン・エアされた。演出はラルフ・ネルソン、振付はジョナサン・ルーカスであった。
シンデレラを演じたのは、ブロードウェイの『マイ・フェア・レディ』(1956)で注目を集めていたジュリー・アンドリュースで、彼女の出演がロジャース&ハマースタインの気持ちを大いに動かしたとされる。この番組は1億人を超える視聴者が楽しんだ。
『ステート・フェア』同様、後に舞台化され、ロンドン、ニューヨーク、日本などでも上演されたが、ブロードウェイ・ミュージカルにはなっていない。
コンビの第10作は『フラワー・ドラム・ソング』である。2人のコンビにも終わりの時が近づいて来た。(つづく)
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