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『王様と私』通信

6月22日(金)

  2幕を台本順におさらい。

  ロジャース&ハマースタインのコンビ第8作『パイプ・ドリーム』は、1955年11月30日にブロードウェイのシューパート劇場でオープンし、246回上演の後、1956年6月30日にクローズした。演出はハロルド・クラーマン、振付はボリス・ルナニンである。
  ジョン・スタインベックの小説を原作とした『パイプ・ドリーム』は、『アレグロ』『ミー&ジュリエット』よりも短命に終わった。劇評もはかばかしくなく、ロンドン公演も、ナショナル・ツアーも(そして映画化も)行われることはなかった。元々の企画では、作詞/作曲にフランク・レッサー(『ガイズ&ドールズ』『ハウ・トゥ・サクシード……』)が望まれたが実現せず、ロジャース&ハマースタインが引き受けた。
  Wikipediaには、「ロジャース&ハマースタイン・オーガニゼーションは『パイプ・ドリーム』がマペットミス・ピギーたちで映画化されることを希望した」と記されているが、本当だろうか?

  コンビの第9作は『シンデレラ』。『ステート・フェア』同様に、これもステージ・ミュージカルではない。(つづく)

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