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『王様と私』通信

5月2日(水)

  『王様と私の稽古・・・と言うか、ワークショップ・・・と言うか、そう言う物が始まっている。

  今回の『王様と私』は、東北・北海道での公演には仙台でオーディションされた東北地方の子供たちが出演する。子供たちは平日は学校があるので、稽古は週末などを利用して仙台で行われることになるのだが、その週末稽古がまもなく始まるのである。
  この『王様と私』は、今まで行われていた上演の再演ではなく、新しい演出で1から作り直す新作である。なので、子供たちの登場する場面も(舞台美術や人数が今までの上演とは異なるので)新しく作り直されることになる。

  だが、大人たちの(と言う言い方も妙だが、つまり本体の)稽古は5月下旬からの予定でいるので、まだどの場面も形になっていない。
  そこで、子供たちの参加するミュージカル・ナンバーだけを先行して(東京にいる大人たちで)作ってしまおう、と言うのが、冒頭に記した稽古の様な、ワークショップの様な物の正体なのであった。

  稽古場には振付の真島茂樹さん、アシスタントの日比野啓一さん、演出補の落石明憲さん、そして、今回の出演者の中から東宝ミュージカルアカデミーの出身者が集まった。そして、いい大人たちを子供に見立てて、アンナ先生との対面場面やGetting to Know Youなどのナンバーがステージングされて行く。
  こうして出来上がったステージングを持って、日比野さんと落石さんが仙台に赴く。そして仙台に集まった子供たちに『王様と私』の中身が少しずつ手渡されて行くことになる。

  その様な稽古が、やがて本体と合流する日まで続けられるのである。

  その日が来るのを首を長くして待っています。

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