『王様と私』通信
5月21日(月)
金環日食であった。
皆さんはご覧になることができたであろうか? 東京は生憎の薄曇りであったが、幸いなことに、ほとんどの瞬間で太陽は見えていた。
私は自宅のベランダから眺めていたのだが、高校時代(だったと思う)に、学校の校庭で部分日食を観測した時のことを思い出した。あの頃は、今の様な専用の眼鏡なんて誰も持っていなかったなあ。
さて。
『王様と私』の稽古が始まった。
まずは歌稽古からである。今日登場したのは、タプチム役をダブルキャストで演じるお2人、はいだしょうこさんと平田愛咲(あずさ)さんである。
はいださんは、言わずと知れた『おかあさんといっしょ』の第19代「うたのおねえさん」である。
2008年に「うたのおねえさん」を卒業されてからは、コンサート、テレビ出演に加えて、ミュージカルの舞台にも活躍の場を広げていらっしゃることはご存じの通り。「うたのおねえさん」の以前はタカラジェンヌで、星組に配属され、歌唱力抜群の娘役として将来を嘱望されていた(のではないかと勝手に想像している)。
平田さんは東宝ミュージカルアカデミー出身のミュージカル女優のホープである。今までに『屋根の上のヴァイオリン弾き』の3女・チャヴァや、『レ・ミゼラブル』のエポニーヌなどを演じて来た。昨夏、セルビアのスボチカ市で開かれた「第1回シルベスター・リーヴァイ国際ミュージカル・コンクール」では、大勢の出場者の中から見事グランプリを受賞している。
彼女は、子役さんだった時代に『王様と私』に出演した経歴を持っている(2000年1月/博多座)。私などより遥かに『王様と私』に精通している筈なので、色々とこっそり教えて貰おう。
今週一杯は歌稽古が続く。来週からはステージングがスタートする予定。
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